「MS06-066」は、NetWare用クライアントサービスの脆弱性に対する修正パッチ。この脆弱性により、リモートでコードを実行される危険がある。影響を受けるOSはWindows XP/2000およびWindows Server 2003。脆弱性の最大深刻度は、Windows XP/2000が4段階で2番目に高い“重要”、Windows Server 2003が4段階で3番目の“警告”。
「MS06-067」は、Internet Explorer(IE)の累積的な修正パッチ。DirectAnimation ActiveXコントロールのメモリ破損の脆弱性と、HTMLレンダリングのメモリ破損の脆弱性の2件を修正する。Windows XP/2000およびWindows Server 2003上のIE6およびIE5に影響があり、IE7についてはこの脆弱性の影響はない。脆弱性の最大深刻度はいずれのOSでも4段階で最も高い“緊急”となっている。
「MS06-068」は、Microsoftエージェントのメモリ破損の脆弱性に対する修正パッチ。この脆弱性により、ユーザーが悪意のあるWebサイトを閲覧した場合に、任意のコードを実行される危険がある。影響を受けるOSはWindows XP/2000およびWindows Server 2003。脆弱性の最大深刻度はWindows XP/2000が“緊急”、Windows Server 2003が4段階中で3番目の“警告”となっている。