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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
センティリアム、下り最大50MbpsのADSLチップセットを発表

「Maximus」の使用が想定される場所
 センティリアム・コミュニケーションズは、下り最大50Mbpsの伝送速度を実現するADSLチップセット「Maximus」を発表した。すでに発表された「eXtremeDSL MAX技術」を採用した初のチップセットとなる。

 「Maximus」は収容局側設備に搭載するADSLチップセット。ユーザー宅に設置するADSLモデムに搭載するチップセットはまだ発表されていないため、今回発表されたチップセットだけでは下り50Mbpsの通信はできない。

 「Maximus」は既存のADSL方式と「ADSL2」「ADSL+」「ADSL2+」などにすべて対応し、1チップで12回線までサポートする。また、3月に発表された同社の「eXtremeDSL MAX技術」をすべてサポートし、通信速度や通信性能の向上も実現しているという。チップセットのサンプル出荷はすでに全世界で開始され、国内メーカーにも評価ボードが渡されているという。

 なお、同社によれば今回のチップセットの発表は予定通りで、3月末にeXtremeDSL MAX技術を発表した際に50Mbpsサービスの提供が年末くらいになると発表した見込みにも変化はないという。しかし、センティリアム・ジャパンのプロダクト・プランニング担当のディレクター 郷右近一彦氏は「サービス開始は事業者の意向による」として、実際のサービス開始時期については明言を避けた。

 また、「Maximus」の発表に際し、住友電工ネットワークスとNECが歓迎の意向を示しているものの、搭載機器の製品化をどのメーカーが行なうかについても郷右近氏は「ノーコメント」とだけ述べ、明らかにしていない。


関連情報

URL
  Centillium Communications(英文)
  http://www.centillium.com/

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(正田拓也)
2003/05/28 17:28
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