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NTTとTAO、25Mbps・HD映像の多地点同時配信に成功
従来のユニキャストによる配信方法とFlexCastの比較
MPLSによる負荷分散の仕組み
通信・放送機構(TAO)とNTTは、TAOが運用する2.4Gbpsのギガビットネットワーク「JGN」を用いて、HD(High Difinition)映像を4地点20台以上の端末へ配信する同時多地点配信に成功したと発表した。この発表に際して幕張ギガビットリサーチセンター(RC)では、25MbpsのHD映像を50台以上の端末へ同時配信するというデモが行なわれた。
今回の実証実験は、NTTが開発した多地点配信技術「FlexCast(Flexible Stream Mutlicast)」と、MPLS(Multi Protocol Label Switching)によるネットワークの負荷分散を検証するために行なわれたもの。幕張RC、高知RC、東京大学分室それぞれ1台のサーバーから25MbpsのHD映像を配信、東北大学を加えた4地点に設置されている20数台の端末へ映像を同時に配信することに成功したという。
通常のインターネット配信では、視聴ユーザー数が増加するにつれてデータの伝送量も増大、伝送帯域の不足やサーバーへの高負荷が生じるために安定した多地点配信は難しいとされていた。FlexCastでは受け取ったデータを自動的にコピー、ネットワーク配下の端末へ配信するため、ユーザー数に関係なく安定した配信が可能になるという。今回の実験の場合、配信側のネットワークは1受信ユーザーへの25Mbps分の帯域のみを利用、複数の端末へコピーを渡すことで同時配信を実現している。
しかしながら配信に利用するネットワークは他のデータも流れているため、ネットワークが混雑、輻輳が発生する可能性は当然のごとく生じる。今回の実証実験では制御パケットを送信することで経路設定を行なうMPLSルータを利用し、輻輳が検知された場合は他のネットワークへ迂回することでトラフィックの標準化も行なっている。
TAOの青山友紀東京大学教授は今回の実証実験について「放送局のように1カ所で配信するのではなく、ユーザーが好きな場所から同時に配信できることが最大のメリット」と説明した。現状複数配信に用いられるマルチキャストでは、アドレスの設定など手間がかかるのに対して、FlexCastではユニキャスト形式で配信するために、IPアドレスが届くところであればどこへでも配信可能な点も大きいという。
青山教授は今後の課題として「FlexCastをどのように設置していくのか」という点を挙げ、プロバイダーなどがFlexCastを用いた配信を可能にするためのビジネスモデル構築が必要だとした。ただしFlexCastは個人でも設置が可能なほか、機能的にはそれほど重いものではないため、今後普及が予測されるFTTHのアクセス回線装置に組み込むなどの方法を採用することで配信ネットワークをサポートするということも可能だという。
デモ環境のネットワーク構成
ユニキャストでの配信例。ユーザー数の増加につれてネットワークに負荷が生じる
FlexCastを用いて東大研究室の模様をライブ中継
同じく東大研究室をユニキャストで中継。いたるところでブロックノイズが生じている
MPLSによる負荷分散のネットワーク構成
MPLSルータ
左右は異なるネットワークを表す。左のネットワークにアクセスが集中
右のネットワークへ自動的に迂回することでトラフィックを標準化
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URL
ニュースリリース
http://www.ntt.co.jp/news/news03/0305/030530.html
関連記事:複数レイヤーの経路を自律制御するプロトコル~NTTなどが相互接続実験[INTERNET Watch]
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0521/gmpls.htm
(甲斐祐樹)
2003/05/30 19:55
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