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アイ・オー、暗号化ボリューム機能を搭載した「LANDISK Tera」新製品
LANDISK Tera
アイ・オー・データ機器は、HDDを4基内蔵したRAID対応LAN接続型HDD「LANDISK Tera」の最上位モデルとして「HDL-GTRシリーズ」を2007年1月末に発売する。オープンプライスで、店頭予想価格は1TBモデル「HDL-GTR1.0」が99,800円前後、2TBモデル「HDL-GTR2.0」が168,000円前後になる見込み。
HDL-GTRシリーズは、同社が2006年8月に発表した「HDL-GTシリーズ」と比較して、法人用途の機能を強化した製品。LANDISK Teraの最上位モデルという位置づけとなり、HDL-GTシリーズも引き続き販売が行なわれる。
機能強化点としては、RAIDボリュームを高速暗号化ボリュームとして利用可能になり、暗号鍵を保存したUSBメモリを利用したロック機能も備えた。USBメモリは製品添付品のほか、同社が発売する製品が利用できる。暗号化方式は256bitのAES。
また、Active Directory Nativeログイン機能やSambaアクセスログ機能をサポート。加えて、APC社製のUPS(無停電電源装置)やインターコムの「SmartHDD Server」との連携にも対応する。
強化点以外の仕様では、カードリッジ型のHDDを4基搭載し、通電時でもHDDを交換できるホットスワップ機能を持つ。RAID面では、RAID 0/0+1/5の利用が可能で、各モードに対して暗号化の有無も設定できる。また、HDD管理としては、アクティブリペア機能による不良セクタの自動修復、危険な状態のHDDをRAIDから外す「S.M.A.R.Tチェック」機能などを装備する。
バックアップ機能では、USB 2.0×2ポートまたはeSATA×2ポートに接続した増設HDDへのセルフバックアップが可能。LAN経由でパソコンや同社LAN接続HDDのデータを保存できる「リモートバックアップ」機能も用意した。増設可能はHDD台数は4台まで。USBポートにはプリンタの接続にも対応するほか、USBメモリやデジタルカメラを前面ポートに接続してコピーボタンを押すことで、LANDISK Teraにファイルをコピーできる機能も備えた。
このほか、1週間のシステム起動および終了時刻を設定できる「起動スケジュール」機能、データの誤消去を防止する「ゴミ箱」機能、現在操作しているLANDISK Teraの設置場所を音で知らせる「メロディ」機能などもサポート。ハードウェア面では、サーバーとしての常時利用を想定した放熱設計を施すとともに、ファン回転速度センサーとシステム温度センサーを内蔵。加えて、盗難防止用にケンジントンスロット、固定用のワイヤーフックを本体背面に搭載した。
有線LANインターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×1ポートで、Jumbo Frameは最大9,676バイトまで設定が可能。対応OSはWindows XP/Me/2000/98とWindows Server 2003、Mac OS X 10.1~10.4、Mac OS 8.1~9.22。本体サイズは約170×230×183mm(幅×奥行×高)で、重量は約7kg。
アイ・オーでは合わせて、製品の故障発生時にフリーダイヤルの優先電話受付や現場対応を行なう有償サポート「アイオー・セーフティ・サービス」にHDL-GTRシリーズおよびHDL-GTシリーズを追加すると発表した。料金は3年間の製品保証期間中が年額8,400円、それ以降は年額9,800円。
なお、HDL-GTシリーズを購入し、12月31日までに同梱申込書で手続きを行なったユーザーを対象に、2007年12月末まで同等の保守サービスを無償提供するキャンペーンも実施される。
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URL
ニュースリリース
http://www.iodata.jp/news/2006/12/06_pr029.htm
製品情報
http://www.iodata.jp/prod/network/fileserver/2006/hdl-gtr/index.htm
アイオー・セーフティ・サービス ニュースリリース
http://www.iodata.jp/news/2006/12/iss_hdlgt.htm
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(村松健至)
2006/12/20 12:11
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