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トレンドマイクロ、5月のウイルス被害届出状況を公開
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トレンドマイクロは2日、5月度のウイルス被害状況を発表した。引き続き「Klez」が1位だが、新種ウイルスの登場などで、全体的に届出数が増加している。
5月にトレンドマイクロに寄せられたウイルス感染被害報告の総数は2,710件(前月2,550件)と増加しており、3月の2,707件と同水準となった。順位は、1位が「Klez」で501件(前月350件)、2位が「REDLOF」で330件(同259件)、3位「OPASERV」で141件(同103件)となった。
5月度の傾向としては、感染したPCにバックドアを作成するトロイの木馬型のウイルスが増加しているという。バックドアウイルスは、ファイアウォールがあったとしても重要なファイルを盗み出したり、不正プログラムを埋め込まれるなどの具体的被害が発生する可能性が高いため、トレンドマイクロは注意を促している。
また、同社では現在注意するべきウイルスとして、メールやファイル共有ソフト「Kazaa」を経由して感染を広げるウイルス「WORM_FIZZER.A」や、便利なツールやゲームとしてインストールされている可能性のあるトロイの木馬型ウイルス「BKDR_RSBOT.B」などを挙げた。
2003年5月度のウイルスランキング |
順位 |
ウイルス名 |
届出件数 |
1
|
WORM_KLEZ |
501
|
2
|
VBS_REDLOF |
330
|
3
|
WORM_OPASERV |
141
|
4
|
WORM_LOVGATE |
111
|
5
|
JS_FORTNIGHT.C |
103
|
6
|
WORM_FIZZER.A |
97
|
7
|
WORM_BUGBEAR.A |
64
|
7
|
JS_EXCEPTION.GEN |
64
|
9
|
BKDR_RSBOT.B
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62
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10
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WORM_DELODER.A
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59
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■ URL
ニュースリリース
http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2003/mvr0305.htm
(大津 心)
2003/06/02 20:25
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