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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT-ME、20M超のADSLサービス対応のADSLモデム内蔵ルータ「MN7330」

MN7330
 NTT-MEは、20M超のADSLサービスに対応したADSLモデム内蔵ルータ「MN7330」を6月12日に発売する。標準価格は19,800円で、対応する20M超のADSL接続サービスについては現在のところ未定という。

 MN7330はチップセットにCentilliumの「Palladia 210」を採用したADSLモデム内蔵ルータ。Palladia 210は周波数帯の上限を倍に広げることで通信速度を速めた「ADSL+」規格に準拠し、遠距離ユーザーのサービス利用が可能になる「eXtremeReach」技術と下り伝送速度を速める「eXtremeRate」を搭載しているという。

 MN7330の通信速度は、理論値で最大27Mbpsまで対応可能だという。ただし現状では20M超のADSL接続サービスが提供されていないため、発売開始時点では1.5M/8M/12Mのみをサポート、20M超についてはファームウェアのバージョンアップで対応する予定。接続確認がとれた事業者ごとに対応ファームウェアをWebサイトで公開していくという。なお、20M超のファームウェアはアマチュア無線の帯域に干渉しない機能の組み込みが予定されている。

 機能面ではルータに接続されたパソコンへのグローバルIPアドレスをハード側の処理で割り当てる住友電工ネットワークスの独自技術「GapNAT」に加えて、Universal Plug and Play(UPnP)にも対応する。接続方式はフレッツシリーズが採用するPPPoEのほか、PPPoAもサポート。最大8カ所のPPPoEマルチセッションとUPnPマルチセッション、複数の固定IPアドレスを割り当てることができるUnnumbered機能も搭載する。

 MN7330が現在のところ対応するADSL接続サービスは、NTT東西のフレッツ・ADSL、イー・アクセス、STNet、北陸通信ネットワーク(HTNet)、東北インテリジェント通信(TOHKnet)、北海道総合通信網(HOTnet)。対応するADSL事業者はあらかじめMN7330に設定されており、かんたんな操作でセットアップが可能な「おまかせ設定」機能も搭載する。そのほかXboxのオンラインサービス「Xbox Live」にも対応している。

 本体サイズは横置きの場合で約181×122×41mm(幅×奥行×高)、重量は約500g以下(本体のみ)。LANインターフェイスは10BASE-T/100BASE-Tのスイッチングハブを搭載。ルータ機能をカットするブリッジ機能にも対応している。本体のほか3mの電話線、2mのLANケーブル、縦置き台、ADSLスプリッタなどが付属する。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt-me.co.jp/news/news2003/nws030604.htm

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(甲斐祐樹)
2003/06/04 17:33
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