ASAHIネットは8日、2007年3月期(2006年4月~2007年3月)の業績を発表した。ブロードバンドサービス会員数は21.7万件で、FTTH会員は4.4万件増の11.4万件になった。
2007年3月期の業績は、売上高が前期比9.1%増の54億7,600万円、営業利益が8.9%増の13億700万円、経常利益が5.9%増の12億7,100万円、純利益が114.6%増の7億4,400万円。売上高が過去最高の数値を達成したほか、純利益が前年比2.1倍となった。なお、事業別売上では、インターネット接続サービスが42億5,100万円、インターネット関連サービスが10億5,000万円、その他が1億7,400万円。
ASAHIネットの総会員数は、前年比3.2万件増の37.8万件で、計画の37.5万件を上回った。内訳はブロードバンド会員が4.0万件の21.7万件、ナローバンド会員などが0.8万件減の16.1万件となり、ブロードバンド会員比率は57.6%。また、ブロードバンド会員のうち、FTTH会員が4.4万件増の11.4万件、ADSL会員が0.4万件減の10.3万件で、FTTHとADSLの会員数が逆転した。平均退会率は0.07ポイント減の0.91%。
2008年3月期の業績予想は、2007年3月期に続いて増収増益の業績を計画。売上高が8.5%増の59億4,000万円、営業利益が9.4%増の14億3,000万円、経常利益が11.6%増の14億2,000万円、純利益が10.2%増の8億2,000万円をそれぞれ見込んでいる。
同社では、インターネット接続サービスにおいてはFTTHの拡販に注力しながら、高速PLCなどの新サービスや新技術を導入するなどして、新規会員獲得を図る考え。また、Web 2.0関連サービスでは自社開発エンジンを利用した既存サービスの機能強化に加え、家族向けSNS「トライブス(仮称)」の提供も予定しているという。
■ URL
IR情報ページ
http://asahi-net.jp/ir/index.html
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(村松健至)
2007/05/09 13:45
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