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PZ750SKシリーズの65V型「TH-65PZ750SK」
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松下電器産業は、プラズマ/液晶テレビ「VIERA(ビエラ)」の新製品7機種を9月1日に発売する。
今回発売するビエラシリーズは、地上/BS/110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ「PZ750SKシリーズ」で65V~42V型までの4機種、「PZ70シリーズ」では50V~42V型の2機種、37V型の地上/BS/110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ「TH-37LZ75」の合計7機種となる。
今回の新機種発売にあわせて、ビエラシリーズのCMキャラクターである小雪が出演する新CMを8月31日より放映を開始。また、ビエラと同社の他製品を接続した利用方法をプロモーションする「ビエラでリンク!」のCMでは小雪の妹役として綾瀬はるかを起用することもあわせて発表された。
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(左から)発表会に出席した小雪と綾瀬はるか
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「CMで共演した犬も小雪という名前でした」という小雪
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「小雪さんと共演して、すごく緊張しました」とコメントする綾瀬はるか
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小雪が出演するビエラの新CM
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小雪と綾瀬はるかが出演するCMは、現在編集中だという
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■ 「アクトビラ ビデオ」に対応した最上位モデル「PZ750SKシリーズ」
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PZ750SKシリーズ
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PZ750SKシリーズは、新ビエラシリーズの最上位モデルとなるシリーズで、テレビポータルサービスが9月1日よりサービス提供開始する動画配信サービス「アクトビラ ビデオ」に対応する。アクトビラ ビデオは、STBなどを利用せずにブロードバンド回線を接続した対応デジタルテレビ上で、映像コンテンツをオンデマンド配信により視聴できるサービスで、4~8Mbps程度のビットレートで配信する「アクトビラ ビデオ・フル」にも対応する。
また、同社のテレビ向けポータルサービス「Panasonic TV スクエア」でも9月1日より動画コンテンツの配信サービスを開始。ビエラ限定コンテンツや同社製品「JOBA」の紹介コンテンツなどを配信する。このほか、デジタルテレビ情報化研究会のネットTV仕様(印刷機能)に準拠しており、対応プリンタを接続することで地上デジタル放送によるデータ放送コンテンツの印刷をPCを介さずに行なえる。
テレビ機能では、新開発の「PEAKSパネル」「PEAKSドライバ」「PEAKSプロセッサー」や反射像を抑える「低反射クリアパネル」搭載し、チューナーは地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2系統、地上アナログチューナを1系統装備する。また、音響面では総合出力36Wの3ウェイ6スピーカーを搭載し、パッシブウーファにはスピーカーボックス内にカーボン素材を用いた低温再生方式「ナノベースエキサイター」を採用している。
このほかの機能では、HDMI接続でDVDレコーダ「DIGA」などを操作できる機能「VIERA Link(ビエラリンク)」に対応。最大19チャンネル/12時間分の番組表を表示できる「ワイドインテリジェントテレビ番組表」を搭載している。インターフェイスは、HDMI×3/i.LINK×2/D4×2/Sビデオ×3/モニター出力×1/アナログRGB×1/コンポジット×4/光デジタル音声出力×1/アナログ音声入力×6/アナログ音声出力×1/ヘッドホン×1/モジュラー端子×1/10BASE-T/100BASE-TX×1/SDカードスロットを装備する。
PZ750SKシリーズのラインナップおよび店頭予想価格は、65V型「TH-65PZ750SK」が99万円前後、58V型「TH-58PZ750SK」が70万円前後、50V型「TH-50PZ750SK」が53万円前後、42V型「TH-42PZ750SK」が43万円前後の見込み。本体サイズと重量は、TH-65PZ750SKが1,609×101×998mm(幅×奥行×高)で約82kg、TH-42PZ750SKが1,077×113×689mm(幅×奥行×高)で約36kg。
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アクトビラ ビデオの視聴デモ
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「Panasonic TV スクエア」の動画配信サービス
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■ HD-PLCを採用したPZ750SKシリーズ専用PLCアダプタパックも発売
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VL-SP880
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また、PZ750SKシリーズのオプションとして、ドアホンの撮影画像をビエラで表示できるPLCアダプタパック「VL-SP880」を9月20日に発売する。オープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後の見込み。
VL-SP880は、同社が発売しているドアホン「どこでもドアホン」の撮影画像をビエラで表示できる製品。製品は、ドアホン用PLCアダプタ「VL-P880」、PLCアダプタ「VL-P923」、PLC用ノイズフィルタ×2を同梱しており、VL-P880とどこでもドアホン親機を接続、VL-P923とビエラをLAN接続し、電源コンセントに差し込むだけで電力線経由での接続が可能だ。
VL-SP880を利用している状態では、ドアホンの利用があった場合やカメラの人感センサーが作動した場合に、撮影画像をビエラ上で2画面表示できる。PLC通信にはHD-PLCを採用しており、セキュリティ面では128bitのAESをサポート。最大通信距離は150mで、VL-P923は10BASE-T/100BASE-TX×3ポートのスイッチングハブを搭載。市販のスイッチングハブを増設することで、最大8台までビエラを接続できるとしている。なお、PLC通信はドアホンのみの利用で、インターネット接続の利用できない。
各製品の本体サイズと重量は、VL-P880が約165×42×110mm(幅×奥行×高)で約440g、VL-P923が約72×41×116mm(幅×奥行×高)で約200g、PLC用ノイズフィルタが約55×28×41mm(幅×奥行×高)で約84g。
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VL-P880の利用イメージ
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VL-P923の利用イメージ
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テレビ視聴中にドアホン応答を受けると、2画面で表示できる
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VL-SP880の概要
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■ 「アクトビラ ベーシック」対応のプラズマ/液晶テレビも
地上/BS/110度CSデジタルチューナーを搭載するプラズマテレビPZ70シリーズは、50V型「TH-50PZ70」と、42V型「TH-42PZ70」の2製品を用意。また、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを搭載する液晶テレビでは、37V型の「TH-37LZ75」を発売する。いずれもオープンプライスで、店頭予想価格はTH-50PZ70が45万円前後、TH-42PZ70が35万円前後、TH-37LZ75が30万円前後の見込み。
いずれの製品も、テキストと画像による情報配信サービス「アクトビラ ベーシック」に対応。また、PZ750SKシリーズと同様にネットTV仕様(印刷機能)に準拠しており、対応プリンタを利用してデータ放送コンテンツの印刷が可能だ。また、ビエラリンクもサポートする。各製品の本体サイズと重量は、TH-50PZ70が1,210×94×818mm(幅×奥行×高)で約42kg。TH-37LZ75が913×115×635mm(幅×奥行×高)で約22kg。
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PZ70シリーズ
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TH-37LZ75
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■ URL
ニュースリリース(PZ750SKシリーズ)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070809-2/jn070809-2.html?ref=news
ニュースリリース(VL-SP880)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070809-6/jn070809-6.html?ref=news
ニュースリリース(Panasonic TV スクエア)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070809-4/jn070809-4.html?ref=news
ニュースリリース(PZ70シリーズ)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070809-1/jn070809-1.html?ref=news
ニュースリリース(TH-37LZ75)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070809-3/jn070809-3.html?ref=news
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(大久保有規彦)
2007/08/09 14:42
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