ソニーは、音楽に合わせて本体が動くオーディオプレーヤー「Rolly(ローリー、SEP-10BT)」を9月29日に発売する。オープンプライスで、店頭想定価格は40,000円前後。ソニースタイルでは39,800円で販売する。
■ 新しいリスニングスタイルを提案する「Rolly」
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Rolly
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Rollyは、再生する音楽に合わせてホイール部が回転、スピーカーのアーム部が開閉するなどの機能を備えた1GBフラッシュメモリ内蔵のオーディオプレーヤー。ソニーでは、「Rollyは遊び心をスパイスにソニーが培った技術の粋を集めた、新しいリスニングスタイルを提案するサウンドエンターテインメントプレーヤー」と位置付けている。
ホイール部は本体中央の左右にあり、再生楽曲や音量の調整が可能。机上などではホイール部を前後に動かすことで、前後の曲やグループに再生楽曲を変更できるほか、時計回りで音量が上がり、反時計回りでは音量が下がるようになる。なお、床置きでボリューム操作した場合には、元の位置に自動復帰する機能も備えた。
手に持って操作する場合には上側にあるホイールで再生楽曲の変更が、下側のホイールで音量調整が可能。プレイボタンを2回押してサイドランプがオレンジに点灯した状態で上下に振った場合には、ノーマル再生からシャッフル再生へと再生モードを変更できる。スピーカーアーム部は、加速度センサーによって下部にあるアームが自動で閉じるようになっている。
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アーム部を開いたところ。モーション再生時には音楽に合わせて開閉する
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本体側面。流線型上の先端にスピーカーを配することで音の広がりが実現できるという
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■ 音楽に合わせて動き出す「モーション」機能。Webを通じて共有も可能
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イルミネーションの色も変化が付けられる
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楽曲に合わせて動作する「モーション」は、Rollyが曲を解析して自動作成する機能に加えて、付属の「Motion Editor」を使用したモーションの作成にも対応する。Motion Editorでは、ソニー独自の12音解析とビート解析を用いて自動でモーションを生成する「おまかせオートモーション」機能、自由にモーションを付加できる「カスタム モーション」機能が利用できる。左右アーム/ショルダー/ホイール/サイドランプの各部位にモーションを設定可能で、Motion Editor上でプレビューもできる。
Motion Editorで作成したモーションのファイルは、インターネット上に用意されるWebサイトにアップロードが可能。同サイトを通じて、他ユーザーが作成したモーションファイルをダウンロードして、自分のRollyに反映できる共有要素も備えた。なお、楽曲転送にはウォークマンと同様に「SonicStage CP」を利用する。
対応する音声フォーマットはATRAC/MP3/AACで、著作権保護されたAACには非対応。PCとはUSB 2.0ポートを通じて接続し、USBバスパワーによる充電方式を採用した。また、Bluetooth機能も備えており、携帯電話などのBluetooth搭載機器のワイヤレススピーカーとしても利用できる。対応プロファイルはA2DPとAVRCP。
本体サイズは104×65×65mm(幅×奥行×高、突起部除く)で、重量は約300g。対応OSはWindows Vista/XP SP2以降、XP MCE 2005/2004 SP2以降。本体バッテリは1,560mAh容量のリチウムイオンバッテリーで、連続再生時間は音楽再生時が約5時間、モーション併用時が約4時間。
本体付属品は、スタンド、バッテリー、USBケーブル、CD-ROMなど。なお、製品発売に合わせて専用クレードルやソフトキャリングケース、バッテリーパックも発売される。いずれもオープンプライス。
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手に持った際には加速度センターにより、下方のアームが閉じる
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アームは接続部の破損を防ぐため、取り外せるようになっている
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■ URL
ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200709/07-0910/
Rolly-show
http://www.rolly-show.com/
Rolly-show BLOG
http://blog.so-net.ne.jp/rolly-show/
(村松健至)
2007/09/10 13:01
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