インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2008年3月期中間決算短信を発表した。
2007年9月末時点での連結業績は、営業収益が前年同期比13.4%増の299億9,000万円、営業利益が前年同期比32.5%増の18億1,600万円、税引前利益が前年同期比20.8%減の16億9,700万円、純利益が前年同期比21.8%増の34億7,700万円だった。
連結業績について、IIJは企業収益の改善や設備投資の増加基調が継続し、雇用情勢の改善傾向や個人消費の持ち直し緩やかな回復基調を継続。あわせて、テレビ向けテレビポータルサイト「アクトビラ」へのコンテンツ配信プラットフォームの提供やGDX Japanの設立、ハイホー買収などの事業拡大などによる結果だと分析している。
インターネット接続事業における契約者数では、個人向け接続サービスでは前年同期比83,659契約減の500,185契約となったが、法人向け接続サービスでは前年同期比5,210契約増の22,949契約であった。個人向け契約の内訳では、同社ブランド提供分では前年同期比5,500契約減の52,878契約、OEM提供分では前年同期比268,031契約減の257,435契約。また、2007年3月に譲渡を受けた「hi-ho」の契約者数は189,872契約であった。
インターネット接続サービスについては、「IIJ4U」などの自社ブランドやOEM提供を行なっているISPの契約者数は減少したものの、hi-hoの個人向けサービス売上高の寄与もあり、2007年9月末時点での売上げは前年同期比133.4%増の22億9,500万円となったという。
■ URL
インターネットイニシアティブ投資家情報
http://www.iij.ad.jp/IR/index.html
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(大久保有規彦)
2007/11/12 14:17
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