マイクロソフトは、Xbox 360のシステムアップデートを12月4日19時から順次実施すると発表した。当初は12月5日に予定していたもので、オンラインサービス「Xbox LIVE」サインイン時に実施される。
■ Xbox クラシックスやAVI形式に対応。Windows Live IDの変更が可能に
|
Xbox LIVE画面
|
今回のシステムアップデートでは、初代XboxのゲームタイトルをHD品質で有料配信する「Xbox クラシックス」や、「Xbox Live アーケード」向けタイトルを安価に提供する「アーケード ヒット」の利用が可能になる。また、Xbox 360の最新情報を提供する「インサイド Xbox」の提供も開始。再生可能なビデオ形式に、AVI形式のMPEG-4ファイルも追加された。
Xbox クラシックスでは、「HALO」「クリムゾンスカイ」「魔牙霊」「Fable」「ぷよぷよフィーバー」の5タイトルを購入可能で、価格は各1,200マイクロソフトポイント。「アーケード ヒット」では、「Lumines LIVE」や「Zuma Deluxe」など5タイトルを用意し、価格は400~800マイクロソフトポイント。
アカウント管理面では、Xbox LIVEアカウントに登録したWindows Live IDの変更に対応。加えて、Xbox LIVEサインアップ時に、Windows Live メッセンジャーアカウントのセットアップが行なわれるという。
|
|
「アーケード ヒット」。当初は5タイトルを配信する
|
「インサイド Xbox」も合わせて開始
|
■ メッセンジャーでは小さな画面表示も。ユーザーインタフェイスも改良
|
コントローラ下部に接続する「Xbox 360 チャットパッド」は、1月10日にヘッドセットとセットにした「Xbox 360 メッセンジャー キット」として発売される
|
Windows Live メッセンジャー関連では、Xbox 360からWindows Live メッセンジャーのメンバーをフレンドリストに追加できるようになった。また、小さいチャット画面の表示も可能になり、ゲームプレイやDVD再生を中断することなくチャットが楽しめる。このほか、子ども用アカウントを使用する13歳から18歳までのユーザーもメッセンジャー機能の利用が開放される。なお、「Xbox 360 チャットパッド」のメッセンジャーキーから大小チャット画面の呼び出しが可能だという。
また、「ゲーマープロフィール」に名前や国・地域、自己紹介情報を記載できる「パーソナル プロフィール」を追加。13歳以上のユーザーが利用できる。また、フレンドリストをメンバー同士で閲覧できる公開機能も追加される。
保護者による設定も強化され、1日または1時間単位で子どもがXbox 360をプレイする時間を制限できる「ファミリー タイマー」を実装する。また、ダウンロードしたビデオやDVDビデオなどに設定されたレーティング情報にも対応。なお、子供用アカウントを使用するユーザーが18歳になった場合に、大人用アカウントへの変更も可能になった。
加えて、Xboxダッシュボードのユーザーインタフェイスを改良。「Xbox LIVE マーケットプレース」では、「おすすめのコンテンツ」と「新着」メニューを追加するとともに、ゲーム関連コンテンツを「ゲーム ストア」に、映像関連コンテンツを「ビデオ ストア」に集約した。
「Xbox LIVE」画面では、「フレンド」と「メッセージ」のメニューボタンを1つに統合。「ゲーム」画面では、「ゲーム ライブラリー」画面が追加された。なお、「フレンドへのメッセージ機能」も拡張され、対応するマーケットプレース画面に遷移できる機能が追加された。
このほか、「メディア」画面からコンテンツを再生する際に、前回指定した保存先の機器が自動選択されるようになった。また、ビデオ再生時の操作改良も行なわれるとともに、グループ分けや並び替え機能なども強化したという。
■ URL
システムアップデート 概要
http://www.xbox.com/ja-JP/support/systemupdate/
■ 関連記事
・ MS、Xbox 360に初代Xboxのゲームを配信する「Xbox クラシックス」
(村松健至)
2007/12/04 19:53
|