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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
mixi、マイミクシィ同士で年賀状が送れる「mixi年賀状」

 SNS「mixi」を運営するミクシィは28日、新サービス「mixi年賀状」を11月下旬に開始すると発表した。マイミクシィ同士であれば住所を知らなくても年賀状が送りあえる。


本名を知らせずに年賀状を送り合える

mixi年賀状

受け取り承認時に、次回以降承認を不要にも設定できる(画面は開発中のもの)
 mixi年賀状は、日本郵便と博報堂 DY メディアパートナーズとの連携によって提供するサービスで、日本郵便発行のお年玉付き年賀はがきを実際に相手の住所へ送付可能。通常の年賀状デザインだけでなく、キャラクターやイラストレーターによるテンプレート、企業広告によって通常の年賀状より安価に郵送できるテンプレートなど100種類以上を用意する。

 利用の際は年賀状を送りたいマイミクシィや同じコミュニティに参加する友人・知人などを指定し、デザインなどを決定するとmixiメッセージを相手に通知。相手が年賀状の受け取りに同意し、任意の住所と本名を入力することで年賀状を郵送できる。送り側が直接住所や氏名を入力することも可能。

 年賀状の作成はPC版のmixiのみ利用可能。mixiモバイルでは年賀状の作成はできないが、受け取りの承認や住所登録などは携帯電話から行える。

 提供期間は11月下旬から2009年1月末までで、年賀状の作成・発注は1月15日まで。年賀状の価格は印刷代を含めて1通98円で、スポンサー広告つきの標準価格は48円。決済はクレジットカードを利用する。

 初めてmixi年賀状の送付通知を受け取った際には、以降の年賀状送付を自動で承認する設定が可能。承認設定はマイミクシィ全体、参加コミュニティ全体の2種類が設定でき、一度住所を設定すれば承認通知が行われなくなる。コミュニティ単位、もしくはマイミクシィ単位での受け取りといった設定は対応していない。

 差出人は自分の住所だけでなく、「ミクシィ年賀事務局」と設定して自分の住所や本名を印刷しないこともできるため、お互い本名を知らせずに年賀状が送り合える。なお、年賀状の印刷および投函はミクシィでの作業が発生するため、元旦に届けるためには送り側が12月16日までに申し込みを行い、受け取り側が12月20日までに承認する必要がある。


住所を知らせずにマイミクシィや同一コミュニティのユーザーに年賀状が送れる 100種類以上のテンプレートを用意 標準価格は印刷代含め98円、広告付きが48円

年賀状の作成イメージ 複数に同時送信できる 自分の住所ではなく「ミクシィ年賀事務局」を設定することも可能

年賀状の受け取り先にはメッセージで通知 メッセージで送り主を確認できる 任意の住所を入力。相手先には通知されない

「紙とネットがコラボした画期的サービス」。今後はギフト事業も検討

ミクシィの笠原健治代表取締役社長
 ミクシィの笠原健治代表取締役社長は、冒頭にmixiの現状を説明。「ユーザー数は1500万を超え、ページビューはPC、モバイル合わせて140億近い」としたほか、ユーザー属性でも「年齢的に20代前半から30代後半がメインのユーザーであり、日本人口に占める割合では20代前半が65%、20代全体で55%と、非常に広く深く浸透したサービスと言えるのでは」とした。

 mixi年賀状については、「最近では友達であっても住所やメールアドレスを知らないこともある。mixi上で知り合った場合では本名を知らないこともあるだろう」とし、「mixi年賀状であればお互いの住所を知らせ合うことなく送り合うことができる」と説明。「平安時代から1000年以上の歴史を持つ年賀状と、現代の最先端で新しいネット上のコミュニケーション手段であるmixiのコラボという画期的なサービス」とし、「料金も印刷も含めた価格のためリーズナブルだろう」と語った。

 年賀状送付の際に入力した住所などの個人情報はmixi側で厳重に管理。登録した住所に対してmixiや企業などからダイレクトメールを送るといった年賀状以外での利用は行わないが、「将来的に翌年以降の年賀状や暑中見舞いなどで活用する可能性はある」と説明。「利用規約にも年賀状以外でも利用する場合があると定めている」と補足した。

 年賀状送付前に事前通知が行われることで、年賀状が誰から届くか事前にわかってしまうという面もあるが、ミクシィ サービス企画部 コミュニケーション企画グループ ソーシャルグラフ企画チーム サービスプランナーの坂入広和氏は、「承認通知によって誰から届くかを楽しめ、さらに年賀状が届くことで実際のデザインを楽しむなど、年賀状を2度楽しむこともできる」とした。

 mixi年賀状の目標枚数や売上目標などは非公開だが、「社内的にはたくさん使って欲しいと思っている」(笠原氏)。今後も年賀状や暑中見舞いといったはがきのサービスに加え、「ユーザー間のギフトサービスなども展開していきたい」との展望を示した。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://mixi.co.jp/press_08/1028.html
  ミクシィ
  http://mixi.co.jp/

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(甲斐祐樹)
2008/10/28 11:00


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