総務省は、2003年7月末現在のDSLサービス提供数(速報値)を発表した。DSL加入者数の合計は8,541,340回線と850万を突破したものの、単月の増加数は大幅な下落傾向が続いている。
7月単月のDSLサービス加入者数は284,222回線。単月の増加数で見ると、6月は前月から79,811回線減少の349,681回線と大幅に減少、続く7月も前月から65,459回線の減少となり、2カ月連続で6万以上の減少となっている。2001年10月以降、連続して毎月40万以上の増加ペースを維持してきたDSLサービスが、ここへ来て大きな急カーブを示している。
事業者別の数値では、NTT東日本が64,732回線増の1,778,391回線、NTT西日本が60,506回線増の1,415,333回線。単月の増加数で比較すると、NTT東日本が前月から8,954回線の減少、NTT西日本が8,070回線の減少で、東西合わせて17,024件の減少となっている。
なお、ソフトバンクが発表した7月末現在のYahoo! BB接続回線数は296.1万件で、7月の単月増加数は13.9万件。単月の増加数では5月以降15万を割り込んでいるものの、前月6月の13.3万件をわずかながら超えており、DSLサービス全体の増加数が落ち込む中で相対的に単月シェアを伸ばしている。
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DSL加入者数の推移
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■ URL
DSL普及状況公開ページ(総務省)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030818_1.html
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(甲斐祐樹)
2003/08/18 15:12
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