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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
JR東日本と日本テレコム、無線LANによる電車内での情報配信サービス

 JR東日本と日本テレコムは、電車内で無線LANを使ったデジタル情報の配信・表示サービス「無線による、車内情報サービス実証実験」を9月8日より実施する。

 JR東日本と日本テレコムでは、無料の公衆無線LAN実験サービス「無線による、駅でのインターネット接続実験」を運営しているが、今回の実証実験はこのサービスとは別に行なわれるもの。無線LANアクセスポイントも大容量のデータ伝送用に独自の高速伝送システムが導入される。このシステムはあくまで試験サービス向けであり、一般ユーザーが利用することはできない。また、アクセスポイントの設置駅は非公開となっている。

 実証実験は9月8日から2005年3月下旬まで行なわれる。京浜東北線の約80編成のうち、特定の1編成内2車両の中吊り部分に試験用の17インチディスプレイ6台が設置され、電車が駅で停車している間に動画や静止画といったデータが伝送される仕組み。駅構内から電車へのデータ伝送は独自の高速無線システムを、車内でのデータ伝送にはIEEE 802.11a準拠の無線LANアクセスポイントを利用する。

 本サービスは、JR東日本と日本テレコムが現在特許を出願しているという。また、日本テレコムでは今回の実験を次世代車内表示システムの第1ステップと位置づけ、今後も開発を進めていくとしている。

[お詫びと訂正]
 初出時、IEEE 802.11aでデータを伝送するとしておりましたが、駅構内から車両へは独自の伝送システムが用いられ、IEEE 802.11aは車両内でのデータ伝送に利用されます。お詫びして訂正いたします。


サービスイメージ

関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.jreast.co.jp/press/2003_1/20030811.pdf

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(甲斐祐樹)
2003/08/26 15:48
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