インテル、日本電気、マイクロソフトの3社は、Windows Media 9シリーズを活用したデジタルシネマ上映のために、技術協力をを行なうと発表した。9月20日に千葉市の幕張メッセで開催中の「WPC EXPO 2003」会場で全編デジタルシネマの上映会を実施する。
デジタルシネマは、撮影から編集、配給、上映までの過程をすべてデジタル化した映画。従来のフィルムを使用しないため、低コストで映画上映が可能になるという。3社はWindows Server 2003およびWidnows Media 9シリーズを使ったミニシアターや公共ホール、カラオケ施設といった場所に映画配信ソリューションを提供していく。
それぞれの役割は、インテルがWindows Media 9シリーズの再生環境のため、ハイパー・スレッティング・テクノロジ対応のPentium 4プロセッサの普及を促し、NECは上映環境としてパソコンとNECビューテクノロジー製の汎用プロジェクタを提供する。マイクロソフトはWindows Media 9シリーズやサーバーOSとなるWindows Server 2003などの配信プラットフォームの技術支援や、共同マーケティングを実施する。