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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
パワードコムなど電力系通信会社4社、IP電話サービスの相互接続を開始

 パワードコム、STNet、中部テレコミュニケーション(CTC)、東北インテリジェント通信(TOHKnet)の電力系通信会社4社は、10月より各社が保有するVoIP基盤ネットワークの相互接続を順次開始する。4社間のIP電話通話料は無料。

 VoIP基盤ネットワークの相互接続により、パワードコムのIP電話サービス「POINT Phone」をはじめ、STNetの「フォーユーコール」、CTCの「コミュファ はなしてフォン」と「コミュファ みてみてフォン」、およびTOHKnetが11月より開始予定のIP電話サービスにおいて無料で相互通話が可能となる。

 あわせて、STNet、CTC、TOHKnetの3社は、パワードコムが構築する全国規模のVoIP基盤ネットワークにも接続を行なう。これにより、3社がサービス提供する地域以外へのNTT一般加入電話への発信が、PSTN網を中継することなく利用が可能となる。

 これにあわせてSTNetは、これまで同社サービスエリア域外への通話料を160kmまででは3分15円、160km超では3分30円としていたが、10月1日より四国域内と同料金の3分7円へと値下げを実施する。

 なお、相互接続時期は各社間で異なり、パワードコムとSTNetは10月1日、CTCは10月10日、TOHKnetは11月中旬を予定に開始される。また、パワードコムの全国規模のVoIP基盤ネットワークの運用開始は10月1日からとなる。

 パワードコム、STNet、CTC、TOHKnetの4社は今後、同じく電力系通信会社の九州通信ネットワーク(QTNet)とも相互接続へ向けた協議を行なっていくほか、各社がADSL回線を提供するISPやCATV会社とも相互接続を行なっていく考えだという。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.poweredcom.net/news/03_news/030930.html
  ニュースリリース(STNet 通話料金値下げについて)
  http://www.stnet.co.jp/news/press/150930.htm

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(村松健至)
2003/09/30 15:09
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