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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
プラネックス、インテルネットワークプロセッサ採用ルータなどを出展

 プラネックスコミュニケーションズは10月3日に新製品内覧会を行ない、今後発売を予定する新製品などの展示を行なった。インテルのネットワークプロセッサを採用した無線LANルータなども出展され、各製品は2003年度の第3四半期から来年度初頭にかけて順次発売される予定だ。

 出展製品のうち、IEEE 802.11a/b/g準拠のVPN対応無線LANルータ「BRC-W14V」や、IEEE 802.11b/g準拠の無線LANアクセスポイント「BRC-AP04」、ルータ「BRC-14V」は11月をメドに発表が行なわれる新製品。いずれも現段階での価格は未定。

 3製品ともに、有線LAN部にインテル社製のネットワークプロセッサを採用する。VPN対応無線LANルータ「BRC-W14V」とルータ「BRC-14V」では「IXP422-266MHz」を、無線LANアクセスポイント「BRC-AP04」では「IXP420」をそれぞれ搭載している。

 また、共通の本体インターフェイスは、WAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、LAN側に10BASE-T/100BASE-TX×4ポートスイッチングハブを装備。このほか、Webカメラやハードディスクが接続可能なUSB 2.0ポートも2ポート搭載し、接続されたハードディスクはネットワークストレージとしても利用ができる。なお、IrDA規格の赤外線ポートも搭載するが、現時点での使用用途は未定としている。


ハードウェアVPNに対応した無線LANルータなど3製品

展示された3製品ともに、筐体色は黒色を採用している
 IEEE 802.11a/b/gに準拠するVPN対応無線LANルータ「BRC-W14V」は、Atheros Communicationsの無線LANチップを採用し、無線LAN高速化技術の「Super A/G」へも今秋をメドに対応する予定だ。また、ルータ部のスループットはFTP計測時によるもので約94Mbps。

 VPN機能としては、IPsecおよびPPTP通信によるハードウェアVPN機能を装備。IPsec(3DES)時のスループットが42Mbpsと、ソフトウェア処理に比べて、スループット性能の低下を改善しているという。

 本体性能としては、最大4セッションまでのPPPoE接続をはじめ、Universal Plug and Play(UPnP)機能、DMZホスト機能、ダイナミックDNSを搭載。セキュリティではステートフルパケットインスペクション(SPI)やDoS攻撃検出機能、各種パケットフィルタリング機能、64/128/152bitのWEP、MACアドレスフィルタリングをサポートするほか、WPAへも対応を予定している。本体インターフェイスは、WAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、LAN側に10BASE-T/100BASE-TX×4ポートスイッチングハブを装備する。

 「BRC-14V」は、IXP422ネットワークプロセッサを搭載したルータ。「BRC-W14V」と有線部と同等の機能を持ち、FTP計測時で94Mbpsのスループット性能を持つほか、最大4セッションまでのPPPoE同時接続が可能となっている。

 また、IPsecおよびPPTP通信によるハードウェアVPN機能を装備。本体性能は、UPnP機能やDMZホスト機能、ダイナミックDNSを搭載するとともに、セキュリティ面ではSPIやDoS攻撃検出機能、各種パケットフィルタリングをサポートする。

 「BRC-AP04」は、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LANアクセスポイント。本体にはLAN側インターフェイスとして、10BASE-T/100BASE-TX×4ポートのスイッチングハブも搭載し、有線LANによる機器の接続も可能となっている。セキュリティとして64/128bitのWEPをはじめ、MACアドレスフィルタリングをサポートし、WPAにも対応を予定している。

 このほか、内覧会ではBluetooth関連製品などが出展され、インテルのネットワークプロセッサ「IXP425-533MHz」を採用したルータもパネル展示ながら出展されていた。


本体背面にはインターフェースとともに、電源スイッチも 「BRC-W14V」基盤

発売を予定するBluetooth対応機器も多数展示されていた 直販サイトで限定販売されたルータ「BRC-114IXR」も展示

IXP425-533MHzを採用したルータ「BRC-381XR」。主に法人向けに販売を予定しているという 同様にIXP425-533MHz採用の無線LANルータ「BRC-W38IXR」

同価格帯の製品と比べ、「驚異的」な性能を持つ製品に

同社営業部長の井上徹氏
 あわせてプラネックスは、今後の同社製品ラインナップのロードマップ説明も行なった。営業部長の井上徹氏は、FTTHといったブロードバンド環境の発展により、昨年と比べマーケットを含めて環境が様変わりしたと指摘。その上で、IPv6やUSB 2.0に対応した多機能ブロードバンドルータを開発し「新しいコンセプトを持った、新しい製品を開発していきたい」と、同社の今後の製品展開について語った。

 例えば、IrDA規格を搭載した製品については、同規格に対応した赤外線ポートを持つ携帯電話との連動を行なっていきたいと説明した。具体的には、携帯電話からのルータの設定を行なったり、カメラ付携帯電話で撮影した画像をルータに接続したネットワークストレージに転送するなどの利用方法を考えているという。

 技術部長の池田正治氏は、ワイヤレスの普及に関しては一段落したとし、ここからの価格競争は「メーカーにとっては酷であり、今後はワイヤレスをどの様に使っていくか、何が出来るのかという点を中心に提案していきたい」とした。

 また、11月に発表予定のIEEE 802.11a/b/g準拠のVPN対応無線LANルータ「BRC-W14V」などインテルのIXPネットワークプロセッサシリーズを採用した製品の価格についてもふれ、「同価格帯の製品と比べ、驚異的な性能を持つ製品だという印象を与えるだろう」と予測した。


ルータ製品のロードマップ。今回展示製品を含め、発売予定の製品が紹介された

ギガビットスイッチについては、より低価格な製品をラインナップするという。また、電源をLANケーブルから供給するPower over Ethernet(PoE)対応製品の充実も図っていくとしている 会場内では既存製品も多数展示されていた。なお、中央にある無線LANルータ「BLW-04FMG」は10月下旬予定の製品

関連情報

URL
  プラネックスコミュニケーションズ
  http://www.planex.co.jp/

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(村松健至)
2003/10/03 21:27
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