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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
gooリサーチ、ADSLからFTTHへの移行は通信速度の不満が多数を占める

 インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同提供するNTT-Xと三菱総合研究所は、「第2回FTTHユーザの利用実態調査」の結果を発表した。それによれば、ADSLからFTTHへと移行した回答者が前回調査と比べ増加しており、移行理由としてADSL回線速度に不満を持っている回答が多数を占めた。

 今回の調査は、自宅でFTTHサービスを利用しているgooリサーチ会員を対象に調査を実施したもの。調査は8月13日から18日の期間で行なわれ、有効回答者数は1,050名。回答者の年齢内訳は19歳以下(1.9%)、20代(21.6%)、30代(41.2%)、40代(25.7%)、50代以上(9.5%)となり、男女比率は男性(56.1%)、女性(43.9%)となっている。

 調査結果によれば、回答者が利用しているFTTHサービスの事業者割合はNTT東日本とNTT西日本(52.6%)が全体の半数を占め、ケイ・オプティコム(15.8%)、有線ブロードネットワークス(10.1%)などが続いている。また、FTTHを利用する住宅タイプの回答では、1戸建て(53.0%)、集合住宅タイプ(47.1%)となっている。

 FTTHサービス利用以前に使っていた回線種別については、同じくブロードバンドサービスとなるADSLサービスからの移行が29.1%と、2003年1月に実施した前回調査と比べ移行割合が9%増加した。FTTHサービスへの移行理由として、下りの実効速度への不満(47.4%)をはじめ、上り実効速度が遅い(31.4%)などが挙げられており、複数回答形式とはいえ、ADSLサービスにおける通信速度の不満がFTTHサービスへの移行につながったことが伺える。

 また、FTTHサービス利用時の実効速度に関する回答では、NTT-Xが提供する「goo スピード」の計測結果で10Mbps以上の通信速度を計測した割合は47.0%と全体の半数近くを占めた。さらに自宅での利用時間についての回答では、週平均では26.1時間となり、1日あたり平均3.7時間利用しているという。


ADSLからFTTHに移行した理由

 gooリサーチではこのほか、WinMXやWinnyといったファイル交換ソフトの利用実態についても調査を行なった。それによれば、すでにファイル交換ソフトを利用している回答者は13.9%で、今後利用したいと考えている回答者(39.9%)を合わせると回答者のうち約半数がファイル交換ソフトを利用したい意向を持っているという。

 なお、すでにファイル交換ソフト利用する回答者が、主に入手したファイル種別(複数回答形式)は音楽ファイル(75.7%)、動画ファイル(51.4%)、画像ファイル(34.3%)となるほか、ゲームソフト(23.3%)やビジネスソフト(11.6%)と、様々なファイルをダウンロードしていることが本調査結果では伺える。


ファイル交換ソフトで入手したファイル種別

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://research.goo.ne.jp/Result/0308cl08/01.html

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(村松健至)
2003/10/15 16:58
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