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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ビー・ビー・ケーブル、BBケーブルTVにおける進捗説明会を開催

 「BBケーブルTV」を運営するビー・ビー・ケーブルは17日、東京都内のホテルでBBケーブルTVの進捗説明会を行なった。


ベーシックチャンネルを20チャンネルに、VODを2,000タイトルまで拡充

進捗説明を行なった、同社取締役の楜澤悟氏
 ビー・ビー・ケーブルは、専用のセットトップボックス(STB)を利用して、Yahoo! BB会員向けに有線テレビ放送およびビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス「BBケーブルTV」の提供を行なっている有線役務利用放送事業者。初期費用9,800円、月額2,500円でベーシックチャンネルの視聴が可能なほか、20世紀フォックスやユニバーサル映画が製作した作品などのVODコンテンツの購入ができる。

 今回、都内ホテルでビー・ビー・ケーブル取締役の楜澤(くるみさわ)悟氏は、2002年7月に有線役務利用放送事業者の登録を行なって以降のサービス状況について語った。同氏は、2003年3月に東京23区で本格サービスを開始、7月に課金開始を行なうとともに、1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)へとサービスエリア拡大を行なった時期を“トライアルマーケティング”と位置づけているという。

 その上で、現在のステップを“地域・販路を限定した展開”として、ベーシックチャンネルやVODサービスの拡充を行なっていく。具体的には、11月中にベーシックチャンネルにニュースチャンネル「CNNj」やゴルフ専門チャンネル「ザ・ゴルフチャンネル」をはじめ、「ディズニー・チャンネル」の放送を開始し、現在の17チャンネルから合計20チャンネルへと拡充した。

 また、VODサービスでも、新たに米・MGM インターナショナル・テレビジョン、角川書店とライセンス契約を行ない、12月末までにVODにおけるコンテンツ数を約1,600タイトルから2,000タイトルまで増やしていくという。

 このほか、ソフトバンクBBが7月より開始した下り最大26Mbpsの「Yahoo! BB 26M」についてもBBケーブルTVとの検証作業が完了し、Yahoo! BB 26Mを利用するユーザーにもサービス提供を開始するとした。


トライアルから本格展開へ向けてのステップ ポータル画面の利便性強化も行なわれた

加入者総数は非公開ながら、1日あたり数百件程度の申し込み

 楜澤氏は、現時点での加入者総数は非公表としながらも、最近では1日あたり数百件程度の申し込みがあると説明。これは、BBケーブルTVのWebサイトからの申し込み件数が増加傾向にあるのをはじめ、10月からYahoo! BBユーザー向けにテレマーケティングを開始したことが理由に挙げられるという。

 また、VODサービスの購入傾向については、同社が10月1日から開始した月額基本料2,500円が2カ月間、VODコンテンツ視聴料が2週間無料となる「試して納得!キャンペーン」や、VODタイトルの拡充により有料コンテンツの購入者割合が上昇したという。楜澤氏によれば、月5本以上の有料コンテンツを購入するヘビーユーザーが購入者全体の19%、2~4本購入するミドルユーザーは41%存在する。また、アダルトタイトルを除いたカテゴリ別のVODコンテンツの購入割合は、新作映画が50%と最も人気を集めているとした。

 同氏は、今後の加入者数増加に向けた販路について具体例を3つ挙げた。販路としては、Yahoo! BBユーザーに対して実施しているテレマーケティングを更に強化するほか、一部家電量販店で店頭販売の実施、さらにYahoo! JAPANからもBBケーブルTVの加入促進に向けたオンラインマーケティングにより、来期に向けて「飛躍的な加入者増を目指していく」と語った。


2004年前半にかけても、引き続きチャンネル数を増やしていくという VODサービスでは、料金メニューや視聴期間などサービスの拡充も予定

地上デジタル放送の補完インフラとしての活用も

 楜澤氏は、12月から開始される地上デジタル放送についても触れ「BBケーブルTVをはじめとしたブロードバンド放送のインフラを、地上デジタル放送の補完インフラとして活用できないか」とコメント。これまで難視聴対策の役割はCATAV業界が担っていたが、地上デジタル放送の再送信に際して、多額の設備投資を行なう余裕のある事業者が限られていると指摘した。

 その上で、サービス開始当初からデジタルでサービス提供を行なっているBBケーブルTVを始めとしたブロードバンド放送のインフラならば、地上デジタル放送が再送信可能な全国規模のインフラが早期に構築できるとした。また、放送区域ごとの再送信方法についても、VODサービスなどでユーザーごとに視聴なチャンネルを既にコントロールしているため、放送区域ごとに分けた再送信も十分実現可能であると語った。

 なお、ビー・ビー・ケーブルでは地上デジタル放送をはじめ、地上アナログ放送、BSデジタル放送の再送信について、関係省庁やNHK、民放各社、日本民間放送連盟に対して交渉を開始しているという。


関連情報

URL
  BBケーブルTV
  http://www.bbcable.tv/

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(村松健至)
2003/11/17 18:46
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