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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
シマンテック、2002年年間ウイルス被害ランキングを発表

 シマンテックは25日、2002年度の「年間ウイルス被害ランキング」を発表した。このランキングは、2002年1月1日から12月20日までにSymantec Security Responseに報告されたウイルスを集計したもの。

 国内の年間ウイルス被害ランキング上位10位は以下の通り。

順位 名称 報告件数
1位 W32.Klez.H@mm 9266
2位 W32.Klez.E@mm 1940
3位 W32.Badtrans.B@mm 1820
4位 W95.Hybris.worm 913
5位 VBS.LoveLetter.Var 557
6位 W32.Bugbear@mm 323
7位 W32.Frethem 269
8位 W32.Nimda.en 213
9位 W32.Opaserv.Worm 193
10位 W32.FBound.gen@ 177


 またワールドワイドでの年間ウイルス被害ランキング上位10位は以下の通り。

順位 名称 報告件数
1位 W32.Klez.H@mm 29万7196
2位 W32.Bugbear@mm 4万7761
3位 W32.Klez.E@mm 4万3190
4位 W95.Hybris.worm 3万8577
5位 W32.Magiste.39921@mm 2万9506
6位 W32.Badtrans.B@mm 2万7524
7位 W32.Opaserv.Worm 1万6048
8位 W32.Sircam.Worm@mm 1万2903
9位 W32.Nimda.E 1万1841
10位 W32.Yaha.F@mm 1万0284


 この結果からも分かるとおり、国内外を問わず「Klez」が圧倒的1位となっている。国内では3位の「W32.Badtrans.B@mm」の5倍程度被害があり、海外においては2位「W32.Bugbear@mm」の7倍程度となっている。この要因は、“FROM欄詐称”機能や共有ドライブへの感染、ウイルス対策ソフトの強制終了などの“複合機能”を持ち合わせている点も大きいと考えられる。

 シマンテックでは、今年新たに発見された手法として、「Microsoft .NETフレームワーク」用に作成されたexeファイルを標的にする「W32.Donut」や、メールの件名が日本語の「Fbound」を紹介し、今後増える可能性があるとして警戒を促している。

 また、2003年のウイルス傾向予測では、「複合型の脅威」が相変わらずメインになるとしながらも、それ以外に正常とも不正ともいえないプログラム「Grayware」の急増を危惧している。「Grayware」としては、「W32.Friendgreet.worm」の被害が挙げられる。このワームのような働きをするプログラムは、“使用許諾契約書”を持ち、受信者がそれに合意しない限り感染活動を開始しないが、同意してしまった場合は大量メール送信などを行なうというもの。このように、使用許諾契約書に同意した後に活動をするため“合法的ワーム活動”といえるという。

 このほか、ウイルスと異なり破壊活動を行なわないために、不正プログラムとして処理することが難しい「Grayware」の増加が予測される。シマンテックでは、こういった「Grayware」に対し何らかの対策を行なうことが今後の大きな課題としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year02/021225.html
  関連記事:トレンドマイクロ、年間ウィルス感染被害レポートを発表[INTERNET Watch]
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1217/trendmicro.htm


(大津 心)
2002/12/25 19:30
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