通話品質は非常に高く、遅延や寸断は筆者にはほとんど感じられなかった。モデムとTAの間を無線LAN化するという実験も行なってみたが、通話に支障はなかった。この点はIV-110SNがQoS(Quality of Service)をサポートしており、データよりも音声を優先させる仕様になっている点も大きく影響していると思われる。なお、IV-110SNでは音声圧縮方式として「G.711u-law」「G.729a」の2方式をサポート。VoIPセンターによれば、IP電話利用時には初期設定として「G.711u-law」を選択、「G.711u-law」に対応しない場合には「G.729a」に切り替わる仕組みだという。この対応しない場合とは例を挙げればFAX送受信の場合で、この点からも@niftyフォンではFAX送受信をサポートしていることがわかる。