イー・アクセスは、2003年度第3四半期の決算を2月9日に発表した。売上高は前年同期比から5%増の272億9,370万9,000円、経営利益は11億3,797万1,000円を達成。また、ADSL加入者数は129万4,000人に達した。
第3四半期での営業利益は22億3,895万1,000円、純利益は11億3,113万2,000円でいずれも黒字化を達成した。イー・アクセスでは、需要に応じた設備増強による投資効率化の向上を図るなど、経営の効率化によって収益力を向上させたことが黒字化の理由だとしている。
また、ADSLサービスの会員数は第3四半期で34万人増加の129万4,000人となった。2003年11月からサービス提供開始された下り最大40Mbpsの「ADSLプラスQ」をはじめ、低価格の1Mbpsサービスの本格提供などサービス拡充を図ると同時に、提携ISPと連携した販売活動や、家電量販店における販売展開など同社独自の販売チャンネルを積極的に活用した結果だという。
イー・アクセスでは、3月にかけて47局、合計921局へのサービス拡大を予定すると同時に、サポート体制や社内業務の効率化を推進するなど、今後も継続的にコスト競争力の強化を行ない規模の拡大と採算性のバランスを重視していくという。
■ URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.eaccess.net/ir/pdf/3Q2003_040209.pdf
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(大久保有規彦)
2004/02/09 17:59
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