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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
沖電気、走行車両間でMPEG-4動画を伝送できるシステムを開発

システムの利用イメージ
 沖電気工業は、走行車両間で交通状況に関する動画を伝送するシステムを開発したと発表した。半径数百メートルに存在する複数の車両へVGAサイズのMPEG-4動画を伝送できるという。

 今回開発された動画伝送システムは、独立行政法人産業技術総合研究所、名城大学、京都大学と共同で開発したもの。ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)で用いられる無線通信方式「DSRC(Dedicated Short Range Communications)」を採用している。

 車両には30万画素のCCDカメラを搭載、撮影した動画を最大2MbpsのMPEG-4へ符号化し、0.3秒以内に他の車両へ伝送できるという。動画の画像サイズは640×480ドットで、転送レートは30フレーム/秒。

 通信にはアクセスポイントなど基地局を必要とせず、車両間で直接通信できるアドホックネットワークを採用する。そのため基地局側の処理遅延が発生せず、安定した通信が可能だという。また、動画は1対1ではなく、複数の車両へ同時に送信できる。

 沖電気では本システムによって、災害や事故、渋滞といった交通状況や車内の乗員状態を周辺の車に伝達することが可能なほか、車両間のコミュニケーションツールとしても利用できるとしている。本システムは今後小型化やインターフェースの向上を図り、2005年度中の商品化を目指す。


システム構成

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2004/02/z03096.html

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(甲斐祐樹)
2004/02/18 15:37
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