So-netを運営するソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は、ブロードバンドコンテンツ制作プロジェクト「So-net PRODUCE ブロードバンドシアター」を発表した。第1弾として山本耕史、壤晴彦、高木りなが出演する演劇作品「ROOFTOP」を360度映像でインターネット配信する。料金は1公演につき1,050円(税込)。
So-net PRODUCE ブロードバンドシアターは、劇場で行なわれる演劇やライブといった「リアルシアター」と、その模様をインターネットを通じて配信する「バーチャルシアター」という2つの環境を用意、舞台などの臨場感や雰囲気をインターネットでも体感してもらおうというコンセプト。ソニーのブロードバンドアプリケーション研究所が開発した360度映像が撮影可能なシステム「FourthVIEW(フォースビュー)」や、MPEG-4を採用したマルチアングル放送システムを導入し、インタラクティブなライブ映像を配信する。
料金はSOMIDOホールで観覧できる「リアルシアター」が5,000円、インターネットで視聴する「バーチャルシアター」が1,050円(ともに税込み価格)。公演期間は3月29日から4月10日までで、チケットは2月21日から販売する。バーチャルシアターは1回の公演につき100人限定となり、視聴にはMPEG-4に対応したRealPlayer、Windows Media Player、QuickTimeいずれかのプレーヤーと、専用のプラグイン「envivioTV」が必要。OSはWindows 98以降に対応する。映像は1映像につき200kbpsの帯域で配信、合計で5カメラの映像を使用するバーチャルシアター全体の視聴には1.5Mbps以上のブロードバンド回線が推奨されている。