マイクロソフトセキュリティレスポンスチームの小野寺匠氏に、今回の脆弱性のポイントを聞いたところ、「今回発表した数が多かったのは、特定の箇所を治した結果として複数の脆弱性が修正できた、というものだ。なかでも“リモートでコードが実行される”と評価されているものは、ネットワークに接続しただけでコードを実行される可能性のあるものなので、危険度が高い。MS04-011とMS04-012は、もっと分けることも、ひとつにまとめることも可能であったが、今回は2つに分けるのがもっとも分かりやすいと判断した結果として、このようなまとめ方になった」と説明した。また、昨今複数発見されているInternet Explorerの脆弱性に関しては、「認識しており、現在修正中だ。Windows XP SP2の時期は関係なく、パッチができ次第提供する予定だ」とコメントした。