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イー・アクセス、TD-SCDMA(MC)方式を用いた通信実験を5月に開始
イー・アクセス代表取締役COOの種野晴夫氏
イー・アクセスは21日、都内で記者会見を行ない、TD-SCDMA(MC)方式によるワイヤレスデータ通信実験を5月15日頃から開始することを発表した。実験は、都内の3カ所に基地局を設置し、PCカード端末を用いて電波特性やスループットの性能評価を実施する。期間は1年間で、一般モニターへの開放も検討しているという。
イー・アクセスが実験を行なうTD-SCDMA(MC)方式は、次世代携帯電話の標準規格IMT-2000で規定されているTD-SCDMA方式の拡張版にあたる方式。イー・アクセスでは、2003年12月にTD-CDMA方式による実験局の予備免許を総務省に対して申請していたが、より高速で効率のよい通信が可能であるとしてTD-CDMA(MC)方式による申請を行ない、4月15日に総務省から予備免許を取得している。
実験は5月15日頃の開始を予定しており、当初はイー・アクセスの本社がある虎ノ門のビルに基地局を設置し、2,000~2,005MHzの5MHz幅の周波数を利用して実験を行なう。1つの基地局でカバーできるエリアは1~2km程度で、基地局は渋谷と四谷にも設置する予定。期間中には、サービスとしての有用性の検証を目的として、一般モニターに開放した形での実験も検討しているという。また、周波数については、15MHz幅に拡張した形での実験に向けて手続きを行なっていることを明らかにした。
TD-CDMA(MC)方式によるスループットのシミュレーションによれば、20人のユーザーが利用している環境において、全体のループットが上り5.7Mbps、下り5.48Mbpsとなっている。これは、TD-CDMA方式や、NTTドコモが開発を進めるHSDPAといった他の方式に比べて、上りで4.4倍、下りで2.3倍以上になるとしている。
実際にどのような形のサービスとして提供するかについては、実験の結果を検証してから決定する。価格についても定額にするのかといった具体的な検討はこれから行なうとしたものの、目指すところは定額または準定額と呼ばれるような価格体系であるとしている。また、音声通話については検討はしているものの、まずはデータ通信として開始して、その後にアプリケーションとして音声通話を考えているという。
実験で設置する基地局の配置計画
他の通信方式とのスループットの比較
次世代携帯電話の技術を用いた高速データ通信としては、国内では2003年7月にIPモバイルがTD-CDMA方式による実験を開始しており、ソフトバンクもTD-CDMA方式とCDMA2000方式による予備免許を取得している。IMT-2000の規格では、TD方式によるサービスについては2,010~2,025MHzの周波数を割り当てており、今後はどの事業者がこの周波数帯を獲得するかが注目される。
イー・アクセスも、当初は2,010~2,025MHzでの予備免許取得に向けて動いていたが、すでにIPモバイルがこの周波数帯で実験を行なっているために、干渉などの問題を検証するのに時間がかかるとして、周波数帯を移動しての予備免許取得となった。イー・アクセスによれば、「本音としては2,010~2,025MHzの周波数で実験を行ないたかった」ということだが、各方式の検討を行なっているIMT-2000技術調査作業班において、異なる周波数帯での実験結果も同等に扱われることが保証されたため、周波数帯を移動した予備免許での実験に踏み切ったという。
今後、イー・アクセスをはじめとした各社の実験結果をもとに、総務省のIMT-2000技術調査方策作業班によって技術的な検討が行なわれ、周波数割り当てなどが決定される予定となっている。イー・アクセスでは、TD-SCDMA(MC)方式によるメリットとして、セクタあたりのスループットが高速なため、より多くのユーザーを収容できることを挙げている。1ユーザーが月に3GBのデータ通信を行なうとすると、1,000万ユーザーが加入した場合でTD-SCDMA(MC)方式であれば15MHzの周波数幅で済むが、HSDPA方式では30MHz、TD-CDMA方式では60MHz必要になるという計算結果を示して、TD-SCDMA(MC)方式の優位性を強調している。また、TD-SCDMA(MC)方式は現在はIMT-2000の標準規格ではないが、5月には米ANSIで標準化が承認され、その後にIMT-2000としての標準化を目指すという状況を説明した。
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URL
イー・アクセス
http://www.eaccess.net/
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(三柳英樹)
2004/04/21 20:06
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