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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
富士通FIP、カスタマイズ可能なRSS対応ツールバーのASPサービス

IPポータルバー。提供企業にもよるが、基本的にはRSSなどの追加登録はユーザー側では行なえない
 富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は、IBC岩手放送(IBC)、プラスプラスと提携し、Internet Explorer(IE)向けツールバーを法人向けに提供するASPサービス「IPポータルバー」の提供を開始した。初期費用は52万5,000円で、月額料金は9万9,750円から。

 IPポータルバーは、プラスプラスが開発し、IBCが利用しているプログラムがベースをにしたASPサービス。提供されるツールバーは、文字情報などを流せるスクロールウインドウをはじめ、Webサイトへのリンクボタン、検索ボックスなどから構成される。ツールバーの対応OSはWindows XP/Me/2000/NT 4.0/98SEで、Internet Explorer 5.0 SP2以降で利用できる。

 スクロールウインドウは、テキスト表示に加え、RSS/RDF/NewsML/XMLの読み込みに対応し、Flashムービーも表示できる。また、ツールバーのデザインやボタン配置は、GUIを用いた設定画面上で変更が可能。富士通FIPでは、特別な知識なくツールバーの構築・運用ができるため、ツールバーをダウンロードしたユーザーに対し、各企業の最新情報などを容易に提供できるとしている。

 このほか、サイドブラウザ機能やドメインに応じてポータルバーのデザインや配置を切り替える機能などのオプションメニューも提供される。加えて、IPポータルバーと富士通FIPの「FENICS IP電話サービス」と連携させた、コールセンター向けソリューションの
提供も予定する。

 富士通FIPでは、2006年までに80社に対してサービスを提供したい考えで、IPポータルバー単体で3億円程度の売り上げを目指す。なお、主な提供先としては、マスコミや流通サービス業のほか、社内用グループウェアとしての利用を見込んでいる。

 今後はIE向け以外にも、電子メールソフトなどと連携したツールバーの開発や、Webブラウザ搭載の情報家電向けにもIPポータルバーの提供を行なう考えだという。


設定画面 IBC岩手放送では、サイドブラウザを搭載したの「IBCポータルバー」を6月に提供予定。ツールバーユーザー限定のコンテンツも検討されている

IPポータルバーとIP電話サービスを連携させたコールセンター向けソリューション ツールバー上に用意されたボタンによりコールセンターへの電話発信やコールバック要求が可能

関連情報

URL
  富士通エフ・アイ・ピー
  http://www.fip.fujitsu.com/

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(村松健至)
2004/05/27 18:39
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