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日本でも“ブロードバンド飛行機”が6月21日からルフトハンザ便で就航
飛行中の機内からインターネット接続が行なえるサービス「Connexion by Boeing(CBB)」を導入した旅客機が、日本でも就航を開始した。ルフトハンザドイツ航空のミュンヘン-成田線で21日、サービスがスタートした。
CBBでは、地上から36,000km上空の軌道にある静止テレビ衛星を経由して航空機と地上のネットワークを結ぶ一方、機内にはIEEE 802.11bの無線LANアクセスポイントを設置。ノートPCやPDAからインターネットに接続できるようになっている。通信速度は衛星から航空機までの下りが5Mbps、上りが約1Mbpsとなっており、「航空機が空飛ぶホットスポットになる」(ルフトハンザFlyNet担当コマーシャルディレクターのベルンハルト・ザイター氏)。
ルフトハンザでは、世界で初めてCBBを商用機の定期便に導入し、すでに5月17日よりミュンヘン-ロサンゼルス線において「FlyNet」という名称でサービスを開始していた。今回サービスがスタートしたミュンヘン・成田線は、アジア太平洋地域で初めての飛行機ブロードバンドサービスとなる。21日にミュンヘンを飛び立った便が22日午前に成田空港に到着。同日正午過ぎ、折り返し便がミュンヘンに向けて出発した。
FlyNetでは、CBBによる有料のインターネット接続のほか、機内に設置したサーバーによる無料のポータルサイトも提供する。乗客が機内で無線LANに接続し、Webブラウザを立ち上げると、機内専用のポータルサイトに接続可能で、独語または英語によるニュースや旅行ガイド、ショッピングなどのコンテンツが楽しめる。コンテンツは飛行中でも1時間ごとに更新される。
ポータルサイト上でインターネット接続サービスに登録すると、CBBによる地上のインターネットと接続が可能。さらにVPNソフトを起動することで、CBBが提供するVPNサービスも利用できる。料金は、1フライトあたり29.95ドル(6時間以下のフライトは19.95ドル)の定額制か、最初の30分間が9.95ドルで以降1分につき0.25ドルの従量制。支払いは今のところクレジットカードのみだが、今秋からはマイルによる支払いや、携帯電話料金との一括請求にも対応する予定だという。
CBBのネットワーク構成。地上基地局はモスクワ、スイス、ポーランド、茨城県の4カ所にある
CBBが導入されたルフトハンザのエアバスA340-300機。機内には無線LANアクセスポイントが5台設置されている
22日には東京都内でルフトハンザによる記者会見が行なわれ、成田空港を出発したミュンヘン行きの機内と実際に接続し、客室乗務員らとテレビ会議を行なうデモが披露された。画像や音声の遅延や途切れはやや気になったものの、ロシア上空を時速530マイルで飛ぶ機内からもインターネット接続が可能であることが確認された。
なお、一足早くサービスが開始されたミュンヘン-ロサンゼルス線では、1フライトあたり平均10~20人の利用があるという。一方、「過去に実施したテストフライトでは、30人が同時に接続してもオフィス用アプリケーションの利用に支障はなかった」(FkyNet担当テクニカルディレクターのペーター・レヴァルター氏)ため、今のところ、機内におけるインターネット接続の利用には特に制限は設けられていない。ただし将来的には、一部のユーザーが帯域を占有するようなアプリケーションの利用も想定されるため、ユーザーごとの帯域管理も検討していく考えだ。実は今回の機内との接続デモも、テレビ会議に帯域を集中させるため、一般乗客がサービスを利用し始める前に行なわれた。
現在、CBBは北米、欧州からアジアをほぼカバーしており、ルフトハンザでは今夏にもフランクフルト-大阪線でFlyNetを提供開始するほか、中国、インド、中近東、カナダ線へも拡大。さらに、2006年春までにすべての長距離路線でサービスを開始する計画だ。また、ルフトハンザのほかにも、日本航空、全日空、スカンジナビア航空がCBBの導入について最終契約を締結、シンガポール航空や中華航空も導入に向けて基本合意に達しているという。
飛行中の機内と接続したテレビ電話のデモ。画面中央が客室乗務員、左上が記者会見の会場スタッフ
CBBのカバーエリア。使用する衛星が赤道上にあるため、高緯度のエリアで接続が難しくなる区間があるという。ただし、日本の路線には影響ない
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URL
ニュースリリース
http://cms.lufthansa.com/fly/jp/ja/gnf/0,4976,0-0-1199456,00.html
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(永沢 茂)
2004/06/22 21:26
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