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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
パナソニック、IPv6対応のネットワークカメラ「BB-HCM311」

BB-HCM311
 パナソニックコミュニケーションズは、IPv4およびIPv6に対応したネットワークカメラ「BB-HCM311」を8月3日より発売する。標準価格は7万3,290円。同社ではIPv6に対応したネットワークカメラは世界初だとしている。

 BB-HCM311は、IPv4/IPv6が同時利用できるデュアルスタックに対応したネットワークカメラで、IPv6搭載製品の適合性や相互接続性のテストに合格した製品に与えられる「IPv6 Ready Logo」も取得済み。カメラ部分には、32万画素の1/4インチカラーCCDセンサーを搭載し、画像圧縮方式は静止画がJPEG、動画がMotion JPEGで、画像サイズは静止画が最大640×480ドット、動画が30フレーム/秒の場合で最大320×240ドット。

 本体にはマイクを内蔵しており、別途スピーカーを用意することで、カメラをモニタリングしているパソコンとトランシーバ方式での音声の双方向通信が利用できる。なお、音声機能は現在のところIPv4のみ使用可能でIPv6には今後のバージョンアップで対応する予定。また、従来機種「BB-HCM310」と比較して、新たに「カラーナイトビューモード」をサポートし、最低照度が10ルクスから0.2ルクスへと向上した。このほか、画像更新速度も15フレーム/秒から30フレーム/秒へと変更された。

 カメラコントロール機能では、最大80度/秒で回転できる高速パン・チルト機構を採用し、パソコンや携帯電話を利用したネットワーク経由のパン・チルトが可能。また、マウスをクリックすることで画像の中心を選択できる「クリック&センタリング機能」、カメラの向きを水平もしくは垂直方向に一往復させる「パンスキャン」「チルトスキャン」機能なども装備する。

 SDカードスロットも搭載し、ネットワークを介さずにSDメモリカードへ撮影画像を保存できる。このほか、Webブラウザ上で複数台のネットワークカメラをモニタリングできる「マルチ機能」も強化し、従来の最大4台までの同時モニタリングから静止画の場合で最大12台までカメラを監視できるようになった。

 本体LANインターフェイスには10BASE-T/100BASE-TX×1ポートを搭載。本体サイズは約100×約73.5×100mm(幅×奥行×高)で、重さは約285g。OSは、IPv4接続時がWindows XP/Me/2000 SP2以降/98SE、IPv6接続時がWindows XPにそれぞれ対応する。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://panasonic.co.jp/pcc/news/2004/jn040628/jn040628.html

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(村松健至)
2004/06/28 17:31
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