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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
Googleツールバー、IEのアドレスバーから利用できる日本語ナビ機能

例えば「JR東日本」とアドレスバーに入力すると、検索結果ページを経ずに同社公式サイトにジャンプする
 グーグルは15日、Internet Explorer(IE)用に無料提供している「Googleツールバー日本語版」に、新機能「日本語ナビ」を追加した。IEのアドレスバーに企業名や商品名などのキーワードを入力すると、その企業や商品の公式サイトを直接表示する。

 アドレスバーに入力したURL以外のキーワードに対して特定のWebサイトを表示する機能は、これまでも“日本語キーワードサービス”などとして他社からも提供されていたが、日本語ナビが異なるのは、表示するサイトをGoogleの検索アルゴリズムで決定している点。米GoogleインターナショナルプロダクトマーケティングマネージャーのRichard Chen氏は、「キーワードを切り売りしているサービスとは違う。あくまでもユーザーが公式サイトに行けるようする機能だ」と説明する。

 どんなキーワードに対してどのサイトを公式サイトとみなすかは、インターネット上で企業や商品などがどういう言葉で呼ばれているかを常に解析して判断している。正式名称だけでなく、略称や単語を分割した入力にも対応しており、例えば「東日本旅客鉄道株式会社」のほか、「JR東日本」や「東日本 JR」といった入力でも同社の公式サイトが表示される。一方、公式サイトを特定できない一般名詞などのキーワードに対しては、Googleツールバーから入力した場合と同様にGoogleの検索結果ページが表示される。


米GoogleのRichard Chen氏。同社ではキーワードを販売するという概念はないという Googleツールバーの設定で、日本語ナビ機能の有効・無効が選択できる

 Chen氏は、通常の検索と日本語ナビを「ユーザーが使い分けていくのではないか」と見ている。例えば、ある商品の公式サイトを見たいときはアドレスバーに、その商品を扱っている通販サイトやユーザーの評判など広く情報を探しているときはツールバーに、それぞれキーワードを入力すればいいとしている。

 Googleツールバーは、Windows XP/Me/2000/NT/98/95およびIE 5.0以降に対応しており、無料でダウンロード可能。すでにGoogleツールバーを導入済みの場合は、数日中にツールバーが自動的にアップデートされ、日本語ナビ機能が追加されるが、再インストールすればすぐに日本語ナビが使えるようになる。なお、日本語ナビを有効にするには、Googleツールバーの「ツールバーオプション」で「ブラウザのアドレスバーで日本語ナビを使用する」をチェックしておく必要がある。

 日本語ナビは、英語版で開始した「Browse By Name」の日本語版となる、このほか、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語など12カ国語で15日より同機能が提供されている。


関連情報

URL
  Googleツールバー日本語版
  http://toolbar.google.com/intl/ja/
  関連記事:ポップアップ広告をブロックする「Google ツールバー 2.0 日本語版」[INTERNET Watch]
  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/09/25/546.html


(永沢 茂)
2004/07/15 14:26
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