有線ブロードネットワークス(USEN)は、8月19日に開催された取締役会において、VoIP事業などを営むメディアの子会社化を決議したと発表した。
USENとメディアは2001年9月にVoIP事業における業務提携を発表しており、USENでは同社の光ファイバ接続サービス「BROAD-GATE 01」のIP電話サービス「GATE CALL」として、0AB~J番号を利用したメディアの電話サービスを再販している。USENでは、ブロードバンド市場におけるIP電話の需要の高まりを踏まえると同時に、IP電話事業の強化を図ることを目的として、メディアの株式を取得して子会社化することを決議した。
株式の取得先はユーズホールディングスで、取得株式数は34,245株、取得金額は3億2,400万円。すでにUSENが所有している2,762株と合わせた所有割合は97.68%となる。株券の引き渡し期日は8月20日。
USENではメディアの子会社により、2004年3月期におけるメディアの売上高48億5,200万円を2005年8月期までに倍増する方針。また、2004年3月で19億7,200万円の赤字となった経常損益、44億9,000万円の赤字となった当期純損益も、2005年8月までに単月黒字化を見込んでいる。
■ URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.usen.com/corporate/release/2004/pdf/04081901.pdf
関連記事:有線ブロードと株式会社メディア、共同でVoIPサービスに参入
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/09/18/media.htm
(甲斐祐樹)
2004/08/19 18:05
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