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Yahoo!チャット、荻原次晴と山本美憂を迎えたアテネ五輪応援イベント
(写真左から)荻原次晴と山本美憂
Yahoo! JAPANは24日、荻原次晴と山本美憂をゲストに迎え「アテネオリンピック日本代表団へエールを送ろう」と題したチャットイベントを開催した。イベントに参加した延べユーザー数は2,784人で、合計質問数は1,385件。
チャットイベントに参加した荻原次晴は、ノルディック複合の日本代表選手で1998年に開催された長野冬季オリンピックに出場し、現在はスポーツキャスター兼ライターとして活躍している。山本美憂は、ミュンヘンオリンピックに出場の山本郁栄氏を父に持つ元女子レスリング選手。現役時代は世界レスリング選手権や全日本女子レスリング選手権で優勝するなどの経歴を持つ。
イベントでは、同日未明に行なわれた女子レスリングを中心にオリンピックに関する質問が相次いだ。まず、ユーザーから「レスリングを見ていたのですが、どこで点数が入るのか教えて欲しい」という質問が寄せられた。山本は「レスリングの最大の目的は、マットに1秒間つける押さえ込みフォール勝ちすることですね。プロレスで言うところの『ワン、ツー、スリー』と同じで、それが1秒で決まるといった感じです」と説明。ただし、フォールができない場合には、制限時間内に投げ技やタックルなどで獲得したポイント数で勝敗が決すると付け加えた。
「アテネ五輪ではメダルラッシュが続いていますが」との質問には、2人とも「こんなに取れると思わなかった」とコメント。その上で、萩原は「人間の慣れは恐ろしいもので、ここまでメダルラッシュが続くと毎日メダル獲得の情報が入ってくるのではと錯覚してしまう。けれど、メダルというものは簡単に取れるものではない」と述べた。続けて、山本も「金メダルを取って当たり前という認識があるけれど、実際には銀メダルでも銅メダルでも、メダルを取れなくても、選手たちの頑張りを評価して欲しい」と語った。
イベント中は2人に関する質問も寄せられた。萩原は引退後も夏になるとスキージャンプをしており、「人工芝の安全性や、飛距離の面から夏の五輪種目でも良いのでは」と語った
レスリングをはじめたきっかけについて山本は「やはり父の影響が強い」とコメント
名前の由来についての質問では、山本は「父がミュンヘン五輪に出場していて、その“ミュンヘン”から“美憂”になった」と回答。一方の萩原は「近くのお寺の住職につけてもらったので由来はわからない」そうだ
一方、女子レスリングの浜口京子選手が準決勝で敗れたことについて、レスリング選手であった山本は「ショックだった」と正直な感想を述べた。しかし、その後の3位決定戦で普段通りに試合を望んでいる姿を見て感動したという。
山本は、試合後に電話で浜口選手にどうやって気持ちを切り替えたのかを聞いたと発言。その際、同選手は「3位決定戦までの間に思ったのは、自分がレスリングが好きだということ。だから、金メダルではないけれど、銅メダルがどうしても欲しかった」と語っていたという。また、「日本の女子レスリングはトップレベルになったのでしょうか?」との質問には、「もちろんです。以前からトップレベルと言われていました」と答えた。
女子レスリングではまた、浜口京子選手の父・アニマル浜口こと浜口平吾氏の応援が話題となった。山本は、アニマル浜口について「普段はとても謙虚な方で、すごく気を遣ってくれる。一方で、試合会場では非常に心強い存在で、一緒に応援に来てくれる浅草軍団とともに日本選手全員を応援してくれたで嬉しかった」と語った。
「海外で注目している選手は?」との質問に、萩原は「双子の選手ですね」と回答。「カヌーや体操などで双子の選手が出場していて、僕も双子なので凄く親近感がある」と語った。その上で、「考えてみれば、浜口選手は親子愛。姉妹揃ってメダルを獲得した伊調千春、馨両選手は兄弟愛があって、今回の五輪ピックは“愛”に尽きるのでは」と付け加えた。
また、注目している競技として、萩原は「シンクロナイズドスイミング」を、山本は「男子レスリング」をそれぞれ挙げた。萩原は特に「阿波踊りがテーマのフリールーティンが楽しみで、僕も先日阿波踊り見に徳島まで行って踊ってきました」と語った。
「オリンピック選手を自身で育ててみたいですか」との質問に、萩原は「柔道の古賀稔彦さんをみて、凄くやり甲斐のある仕事だと思った。けれども、教えるときにはコーチングの勉強が必要ですね」と答えた。また、山本は現在子どもたちにレスリングを教えており、「将来教えている子どもの中から、オリンピックに出場してくれればと思っています」とした。
最後に「将来オリンピックを目指す子どもたちに一言」という質問が寄せられ、萩原は「今回のオリンピックで憧れの選手が出ていたと思うけど、次は君たちの番です。是非オリンピックで活躍して、僕たち日本人を楽しませて欲しい」とコメント。山本は「オリンピックは決して遠い存在ではないので、常に自分の中に『いつかオリンピックに出るんだ』ということをイメージして頑張って欲しい」と語り、イベントを締めくくった。
山本は現役時代に猫のガーフィルドのぬいぐるみを験担ぎとして持ち歩いていたが、移動先のホテルでなくしてしまった大会で優勝したため、「あまり意味がなかったのかも」と語った
日本選手団の頑張りについて「100点満点で1,000万点」と答えた荻原。「2006年トリノ冬季五輪でも、この勢いが続いて欲しい」とのこと
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URL
Yahoo!チャット
http://chat.yahoo.co.jp/
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(村松健至)
2004/08/25 11:36
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