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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NTT戦略、2010年までにユーザーの過半数を次世代IPネットワークに移行

 NTTは10日、「NTTグループ中期経営戦略」を発表した。2002年11月に発表したNTTグループのビジョン「“光”新世代ビジョン─ブロードバンドでレゾナントコミュニケーションの世界へ─」へのステップとなる、具体的な取り組みが示されている。

 “光”新世代ビジョンは、光アクセスが普及する5~10年後のサービスイメージについて示されたものだった。これに対して今回の戦略では、その実現に向けた具体的な取り組みとして、1)固定通信と移動通信の融合などを実現するブロードバンド・ユビキタスサービスの開発・普及、2)高品質・柔軟でセキュリティを担保する次世代ネットワークの構築、3)既存の固定電話からIP電話、メタルから光アクセスへの円滑なマイグレーション、4)ブロードバンド・ユビキタスサービスを活かした事業機会の拡大、5)競争力の強化と財務基盤の確立──という5項目を掲げている。

 例えば、2)で示された「次世代ネットワーク」は、光アクセスと組み合わせることでユーザー機器までフルIP化される一方で、固定電話網の特長も兼ね備えるという。ネットワーク全体として制御・管理できるため、不正トラフィックの流入やセキュリティ、災害時の重要通信の輻輳などの課題も克服するとしている。この次世代ネットワークについては、2010年に3,000万ユーザーへの提供を目標とする。

 また、3)については、まず第1ステップとして2010年までに過半数のユーザーが光アクセス/次世代ネットワークを利用するように普及・拡大に務める。さらに第2ステップでメタルや既存電話網からの全面切り替えを行なうとしており、時期などの具体的な方針は2010年までに策定する。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt.co.jp/news/news04/0411/041110d.html


(永沢 茂)
2004/11/10 17:52
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