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アスク、無線LAN HDDケースなどASUSTeKのネットワーク製品を国内で販売
発表会で展示されたASUSTeK Computerのネットワーク関連製品
アスクは、台湾ASUSTeK Computer(ASUS)のネットワーク関連製品についてパートナーシップを結び、日本語版パッケージを販売すると発表した。
今回のパートナーシップ締結を受けてアスクでは、無線LANアクセスポイント機能を搭載した2.5インチHDDケース「WL-HDD 2.5」や無線LANアクセスポイント「WL-330g」などのコンシューマ製品に加えて、ASUSが開発するエンタープライズ向け製品を11月下旬より順次発売する。いずれもオープンプライスで、店頭実売価格はWL-HDD 2.5が17,000円前後、WL-330gが1万円前後になる見込み。
アスクが販売するパッケージでは、各製品の設定画面やマニュアル、パッケージデザインなどをすべて日本語化するという。また、ASUSでは製品保証やサポート窓口業務を販売代理店側が担当するため、これらの業務についてもアスクが担当する。なお、これまで他社代理店などを通じて販売されていた英語版パッケージについても、アスクが窓口になるとしている。
WL-HDD 2.5
WL-HDD 2.5は、IEEE 802.11gに準拠した無線LANアクセスポイント機能、および10BASE-T/100BASE-TX×1ポートの有線LANインターフェイスを搭載した2.5インチHDDケース。装着したHDDをネットワーク経由で共有できるとともに、USB 1.1ポートに接続したUSB接続型メモリなどのデータをHDDに自動コピーする機能も装備している。
無線LANセキュリティ面では、64/128bitのWEP、WPAをサポート。ウィザード形式により本体設定が可能なほか、複数の無線LAN設定を登録できるプロファイルリストも用意される。本体サイズは90×160×20mm(幅×奥行×高)、重量は約200g。
USBフラッシュメモリなどを接続できるUSBポートも搭載
USBメモリから転送されたデータは「USBpart001」のように連番のフォルダに保存される
WL-330g
WL-330gは、IEEE 802.11gに準拠した無線LANアクセスポイント。本体サイズは60×84×17mm(幅×奥行×高)で、重量も約62gと小型化されている。本体切り替えスイッチにより無線LANコンバータとしても利用が可能で、LANインターフェイスに接続したPCやデジタル家電などを無線化できる。
無線LANセキュリティ面では、64/128bitのWEP、WPAをサポート。なお、製品には小型ACアダプタに加えて、USB経由での供給が可能なUSB電源ケーブルも付属する。
このほかアスクでは、IEEE 802.11gに準拠したコンシューマ向け無線LAN製品として、ルータや無線LANカードを発売する。また、エンタープライズ向け製品としてL2スイッチやL3スイッチなども11月下旬より順次発売していく考えだ。
WL-330gの利用イメージ
IEEE 802.11g準拠の無線LANアクセスポイント「WL-300g」。店頭実売価格は11,529円前後
同じく11gに準拠するUSB 2.0接続型の無線LANアダプタ「WL-167g」。店頭実売価格は5,229円前後
11g無線LANルータ「WL-500g」は、USBポートを搭載しUSB接続型のプリンタやHDDが接続できる。店頭実売価格は14,679円前後
USB接続型無線LANアダプタのほか、無線LANカードや無線LANボードも発売される
アスクが販売を予定するASUSTeK Computerのネットワーク製品群
アスクの武藤和彦代表取締役は、ネットワーク製品の取り扱いを開始することについて「これまでアスクがネットワーク製品を取り扱ってこなかったのはユニークな製品が出てこなかったため」とコメント。今回販売を開始する無線LANアクセスポイント機能搭載のHDDケース「WL-HDD 2.5」などに関しては「非常にユニークな製品であり、ASUSと販売締結に向けたパートナーシップを結んだ」と語った。
また、ASUSTeK Computerのチャンネルビジネスデベロップメント北アジア地域営業総括マネージャーであるKevin Du氏は、「ASUSが発売するネットワーク製品の売り上げは、世界第3位の規模」と説明。その上で、「ネットワーク関連製品についてアスクを国内代理店としてパートナーシップを結ぶことで、日本国内でもより多く販売していければ」と今後の抱負を述べた。
両社では今回のネットワーク製品の国内販売を通じて、ASUSのネットワークベンダーとしてのブランディングを進め、日本国内での地位を築いていきたいとしている。なお、売り上げ目標については具体的な数値は示されなかったものの、アスクの武藤氏は「エンタープライズ製品についてはサポート体制を含め今後充実していく必要があるが、1年後にはコンシューマ製品と売り上げ比率を半々にしていきたい」と見通しを示した。
アスクの武藤代表取締役
ASUSTeK ComputerのKevin Du北アジア地域営業総括マネージャー
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URL
アスク
http://www.ask-corp.co.jp/
ASUSTeK Computer
http://www.asus.co.jp/
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(村松健至)
2004/11/24 18:51
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