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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
アイコム、FOMA「N900iL」のIP電話機能に対応した無線ルータなど2製品

(左から)SR-5200VoIP2とAP-5100VoIP
 アイコムは、NTTドコモの無線LAN機能を搭載した法人向けFOMA端末「N900iL」のIP電話機能に対応した無線LANルータ「SR-5200VoIP2」を12月中旬より、無線LANアクセスポイント「AP-5100VoIP」を2005年1月下旬より発売する。どちらもオープンプライスで、店頭実売価格はSR-5200VoIP2が6万円前後、AP-5100VoIPが15万円前後。

 今回発表された2製品は、NTTドコモとの「ソリューションクリエイティングパートナープログラム(SCP)」の契約にもとづいて企画された第1弾製品。無線LAN規格は、どちらもIEEE 802.11a/b/gに準拠し、無線LANルータ「SR-5200VoIP2」がIEEE 802.11aとIEEE 802.11b/g切り替えで、AP-5100VoIPは両規格を同時に利用できる。また、米Atheros Communicationsの無線LAN高速化技術「Super A/G」をサポートしている。

 IP電話機能では、本体搭載の簡易中継サーバー機能を利用することで最大18系統までの無線LAN対応IP電話で同時に通話できる。加えて、2製品ともにIP電話機器を有線接続できる電話端子を2系統装備した。対応する機器は、NTTドコモの「N900iL」やアイコムのIP電話対応無線LANアダプタ「SE-50VoIP」などで、同社の無線LAN対応IP電話端末「VP-43」についてもサポート予定だという。

 IP電話サービスは、フュージョン・コミュニケーションズの「FUSION IP-Phone」などに対応するほか、一般電話回線を利用した通話も可能。加えて、AP-5100VoIPではISDN回線を接続できるポートを搭載している。

 本体機能としては、同時2セッションのPPPoEマルチセッションのほか、UPnPやVPNパススルー、IP Unnumberedなどを装備。AP-5100VoIPでは、最大17グループまでのVLAN機能にも対応する。無線LANセキュリティ面では、どちらも64/128/152bitのWEP、WPA(TKIP/AES)、IEEE 802.1X、128bitのOCB AESなどをサポートした。

 LANインターフェイスは、SR-5200VoIP2が10BASE-T/100BASE-TX×3ポートのスイッチングハブを、AP-5100VoIPは10BASE-T/100BASE-TX×1ポートをそれぞれ搭載する。本体サイズは、SR-5200VoIP2が40×140×150mm(幅×奥行×高)、約430g。AP-5100VoIPが232×1168×41mm(幅×奥行×高)で、約800g。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.icom.co.jp/info/news/080.html

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(村松健至)
2004/12/07 19:33
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