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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ソニー、11g準拠の無線LAN機能を搭載するDLNA対応の新ルームリンク

VGP-MR100
 ソニーは、IEEE 802.11g準拠の無線LAN機能を搭載したネットワークプレーヤー「ルームリンク」の新モデル「VGP-MR100」を2月5日に発売する。オープンプライスで、店頭実売価格は25,000円前後となる見込み。

 VGP-MR100は、IEEE 802.11gの無線LAN機能に加え、100BASE-TX×1ポートの有線LANインターフェイスを搭載したネットワークプレーヤー。同社のホームネットワークソフト「VAIO Media 2.0以降」がプリインストールされたVAIOシリーズに対応し、VAIOに保存した動画や音楽、画像ファイルがネットワーク経由で再生できる。なお、VAIO Mediaについては、VGP-MR100の発売日に同時公開予定の新バージョン「4.1」にアップグレードする必要がある。

 また、異なるメーカーのパソコンやデジタル家電の相互接続性確保を目指す、ソニーやインテル、松下電器産業などが設立した業界団体「Digital Living Network Alliance(DLNA)」のガイドラインにも対応予定。これにより、他メーカーが発売するDLNAガイドラインに沿った製品に保存したファイルの再生にも対応するという。

 デコーダチップにSigma Designs社の「EM8620L」を採用し、720pや1080iのHD映像の再生もサポート。同社のHDVカメラ「HDR-FX1」でハイビジョン撮影した動画を、VGP-MR100上で再生できる。なお、ハイビジョン映像再生時には本製品とVAIOを有線接続する必要がある。

 VAIOから再生可能なファイル形式は、動画がMPEG-1/MPEG-2/WMV/DV-AVI/HDVで、動作保証外となるがDivXファイルも再生可能だという。音楽ファイルはATRAC3/ATRAC3plus/WAVE/MP3/WMA、画像ファイルがJPEG/GIF/PNG/TIFF/BMP。また、DLNA対応機器から再生可能なファイルは、MPEG-2/WAVE/JPEGの各形式。

 無線LANセキュリティ面では64/128bitのWEPをサポート。また、添付のユーティリティソフトと組み合わせてパソコン側との無線LAN設定が可能な「セットアップボタン」を装備する。なお、OSはμCLinux OSを、本体ソフトウェアにはデジオンのDiXiMをベースにしたソフトウェアを搭載した。

 このほか映像出力端子に、D3×1、S映像×1、コンポジット×1を、音声出力端子にアナログ×1、光デジタル×1をそれぞれ装備する。本体サイズは約215×145.5×33.5mm(幅×奥行×高)で、重量は約800g。なお、製品には専用リモコンが付属する。


関連情報

URL
  製品情報
  http://www.ecat.sony.co.jp/vaio/acc/acc.cfm?pd=19898

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(村松健至)
2005/01/06 11:04
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