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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ガンホー、ラグナロクオンラインの新機能を発表。モバイルでの展開も

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、同社が運営するMMORPG「ラグナロクオンライン」の2005年上半期における新機能実装の予定を発表した。


転生システムの実装や初心者向けの機能拡充も

ガンホーの森下社長
 発表会に出席した同社代表取締役社長の森下一喜氏は冒頭、2004年度の同タイトルに関する取り組みを説明。森下社長によれば、「テレビアニメやラジオ放送、ブロードバンドコンテンツ配信によるメディアミックスをはじめ、ネットカフェやキャラクターショップなどでの展開やオフラインイベントを通じて、認知度の向上や潜在ユーザーの掘り起こしなどが図ることができた」という。

 また、ゲームプレイに必要なアトラクションIDの発行数が2004年12月末で88万7,361ID(1ユーザーの複数取得分を含む)に、2005年1月に90万IDを突破したことを明らかにし、ラグナロクオンラインの好調さを述べた。その上で、森下社長は「2005年は“Move On RAGNAROK ONLINE”をコンセプトに、ラグナロクオンラインの更なる拡大を進めていきたい」とし、2005年上半期(1月~6月)に転生システムの実装をはじめとした、合計3回のアップデートを実施すると発表した。


ラグナロクオンラインのID数推移 ユーザー属性。10代後半から20代前半にかけてがボリュームターゲットだという

 2月15日の1stアップデートで実装される転生システムは、ベースレベル99、ジョブレベルが50に到達し、2次職に就いているキャラクターを対象にしたシステム。転生時には事前にゲーム内に存在する「ユミルの書」を読む必要があり、ロードスミスやホワイトスミスなどの上位2次職が用意される。

 ガンホーによれば転生システムを利用可能なキャラクター数は約2万ほどで、レベル99までに要する時間は、「ちょうど1年前にラグナロクオンラインをはじめ、2004年10月に到達したユーザーがいる」というケースを紹介した。

 なお、2次職は「2-1」「2-2」の2系統があり、このうち2-2のキャラクターグラフィックに関しては今回のアップデートでは反映されず、3rdアップデートで追加する予定だという。2月15日のアップデートではこのほか、アイテムの倉庫保管数が100種類から300種類へ拡張、合わせてギルド拡張時のメンバー増員数が従来の2から4へと増員される。


2005年上半期のアップデートスケジュール 上位2次職のロードナイト(左)とハイプリーストのイメージイラスト

上位2次職への課程 上位2次職(2-1) 上位2次職(2-2)

2005年下半期以降のアップデート予定について
 2005年4月頃をめどに行なわれる2ndアップデートでは、新エピソードの提供が開始される予定で、龍之城やジャワイといった新マップや、フェイヨンマップのリニューアルが行なわれる。加えて、初心者修練所のリニューアルや、初心者向けのクエストや案内板を設置するなど、新規にラグナロクオンラインをプレイするユーザーに対する機能も拡充する。このほか、離婚機能も追加される予定だという。

 実施時期は未公表ながら2005年上半期に行なわれる3rdアップデートでは、開発元の韓国Gravity社が進めるグローバルプロジェクトに沿った第4弾マップとしてタイのアユタヤマップが追加される。また、養子縁組システムの実装やマリッジスキルの仕様変更なども合わせて行なわれる。

 このほか2005年下半期以降の予定として、シュバルツバルド共和国の鉄鋼都市アインブロック(仮称)の実装や、アルデバランターボトラックや職業別クエストを追加するとしている。


2ndアップデートで実装される龍之城 ジャワイ 3rdアップデートで実装のアユタヤ

携帯電話向け「ラグナロクモバイル」や、声優起用の新番組を配信

ラグナロクモバイルについて
 ラグナロクオンラインにおける新機能実装に続いて、同タイトルと連携した携帯電話向けコンテンツ「ラグナロクモバイル」や、ブロードバンドコンテンツの新番組などの主な取り組みが発表された。

 ラグナロクモバイルは、クエストを進行しながらキャラクターを育成するアクションRPGコンテンツで、すでに韓国で配信されている。同タイトルは、ラグナロクオンラインとの連動も図られ、ゲーム中に獲得したアイテムをラグナロクオンラインで利用する通貨「ZENY」に両替できる。

 コンテンツは職業別、エピソード別にダウンロード配信される予定で、ガンホーでは現在開発を進めている6職業について、準備ができ次第提供を開始するとしている。なお、ガンホーではすでにラグナロクオンラインの最新情報や壁紙、着信メロディを提供する携帯電話向けサイトをすでに開設している。

 また、現在配信中のブロードバンドコンテンツ「ラグナロク天国」のリニューアルも実施され、新番組「らぐジェネ」が1月29日23時より配信を開始する。同番組では、「ラグナロクオンラインの熱狂的ユーザー」(ガンホー)だという声優の植田佳奈と森永理科の2名を起用、番組連動イベントやラグナロクオンラインの出張Webヘルプデスクといったコーナーが用意される。なお、現在パーソナリティを務める“ラグナロ娘”の乾曜子について同社では、引き続きイベントなどに登場させていくという。


ラグナロクモバイルのゲーム概要 「らぐジェネ」について

 同社ではそのほか、サポート面での取り組みとして、登録情報詐称の取り締まりを継続するとともに、不正ツール対策システムの社内研究開発を進めて、不正行為者の対策を図ると説明。森下社長は、「不正行為の抜本的な解決にむけて、開発側とともにつめていきたい」と語った。このほか、月間サポーティングデータも公開予定だとしている。

 また、オンラインゲームの長時間プレイによる健康などへの影響についても、他社と制定した「健康ガイドライン」の周知や、業界団体とも連携して対策をとりたい考えを示した。

 加えて、ユーザーとのコミュニケーションを図るため、第2回ガンホーオフラインミーティングを春頃をめどに大阪で開催するという。また、国内ユーザーを対象としたギルド対ギルド(GvG)の日本大会を夏に開催することも明らかにされた。


不正行為者対策などの取り組みについて GvGの日本大会も夏頃をめどに実施予定

関連情報

URL
  ガンホー・オンライン・エンターテイメント
  http://www.gungho.jp/
  ラグナロクオンライン公式サイト
  http://www.ragnarokonline.jp/

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(村松健至)
2005/01/25 18:35
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