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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
相模鉄道、無線LANサービスを再開。NTT-MEからNTT-BPへ提携業者変更

 相模鉄道とNTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)は、3月1日より公衆無線LANサービスのトライアル「相鉄ワイヤレスインターネット powered by 無線LAN倶楽部」を実施する。相模鉄道の駅や駅周辺エリアなどに加え、京王電鉄、京浜急行電鉄でもIEEE 802.11bに準拠した無線LANサービスを利用できる。

 相模鉄道は2002年7月に「相鉄ワイヤレスインターネット」の試験サービスを実施していたが、ユーザーの利用エリア拡大の要望に応えるために他事業者との提携やアクセスポイントの相互ローミングが必要との判断に至ったという。また、NTT東日本グループが鉄道事業者との公衆無線LANサービスをNTT-BPに一元化するという方針を検討していることも今回の共同事業化の一因だという。

 トライアル期間は3月1日から6月30日までを予定、対象ユーザーは相鉄ワイヤレスインターネットに既に登録していたユーザーおよび横浜ケーブルビジョンが提供するインターネット接続サービスのユーザー。また、3月には本トライアルへの新規申し込みも受け付ける予定だという。試験サービスのため、利用にあたって料金などは必要ない。

 サービス提供エリアは、相模鉄道の横浜駅、湘南台駅、大和駅、緑園都市駅、「オリーブの木」湘南台西口駅前店、横浜市瀬谷区の三ツ境ライフで、無線LAN倶楽部のサービスエリアのうち、京浜急行電鉄の横浜駅、京王電鉄の新宿駅も利用できる。また、無線LAN倶楽部のユーザーは本トライアルのアクセスポイントを設定変更することなく利用可能。3月中旬には相模鉄道の二俣川駅でもサービス開始予定であり、無線LAN倶楽部を含む公衆無線LANサービスとのアクセスポイント乗り入れも検討しているという。

 なお、相模鉄道は以前の試験サービス時にはNTT-MEの無線LAN試験サービス「ネオモバイル」とアクセスポイント相互乗り入れを行なっていたほか、相模鉄道の駅でもネオモバイルの試験サービスを提供していた。これについてNTT-MEでは、現在はネオモバイルが一時休止中である点を前置きした上で、東武鉄道、相模鉄道はあくまで試験サービス期間中のみのサービス提供エリアであるとした。また、試験サービスはネオモバイルとしてIDやパスワードを提供していたが、正式サービス時には無線LANのバックボーンを提供するビジネスモデルとなる可能性が強く、ネオモバイルとしてサービスを提供するかどうかについても未定だという。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt-bp.net/pc/whatsnew/030227_1.html
  相鉄ワイヤレスインターネット
  http://www.sotetsu.co.jp/wlan/
  関連記事:相模鉄道、IEEE 802.11bに準拠した無線LANの試験サービス
  http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/19/sotetsu.htm
  関連記事:NTT-BP、公衆無線LANサービス「無線LAN倶楽部」を12月21日開始
  http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/286.html
  関連記事:NTT-ME、ネオモバイルのサービスを一時休止
  http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/375.html


(甲斐祐樹)
2003/02/27 17:03
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