ジュピターテレコム(J-COM)は18日、ジャスダック証券取引所への上場を明らかにした。上場に伴い、新株式発行と株式の売り出しを行なう。
発行する新株式は、募集による普通株式が国内733,174株、海外358,326株の合計1,091,500株。また、日興シティグループ証券への第三者割当も普通株式で114,608株発行される。発行価額は現在のところ未定で、今後開催される取締役総会で決定する。
募集方法は国内は一般募集とし、日興シティグループ証券、ゴールドマン・サックス証券会社、大和証券エスエムビーシー、野村證券、みずほ証券、三菱証券が買取引受を行なう。海外での募集は、欧州及び米国を中心とする海外市場で行なわれる。
新株発行に伴い、217,529株の株式売り出しも行なわれる。売出価格は新株式の発行価格と同額。価格は3月14日に決定し、申し込み期間は3月15日から3月17日まで。
J-COMでは、増資資金を劣後ローン返済に割り当てるほか、調布ケーブルテレビジョンの発行済株式総数の92%の買収資金に充てた借入金返済や投融資に使用。残額を加入工事や電話加入者系機器、ネットワーク新規建設や幹線設備のアップグレードといった設備投資に使用するとしている。
■ URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.jcom.co.jp/corporate/ja/financial/press02182005.pdf
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(甲斐祐樹)
2005/02/21 11:57
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