NECとNECマグナスコミュニケーションズは、1心多重波方式によるFTTHシステムを新潟県能生町に導入したと発表した。1本の光ファイバでインターネット接続と放送サービスを提供することが可能で、能生町では3月1日よりこのシステムを利用したサービスを開始する。
このシステムは、能生町が推進する「次世代地域情報基盤整備事業」の一環であり、総務省がe-Japan戦略IIの中で推進する「地域情報通信ネットワーク基盤整備事業」の補助に基づいて導入されるもの。各家庭や公共施設など3,700カ所を結んだ光ファイバ網を利用し、放送サービスと通信サービスを1本の光ファイバで提供する。
能生町役場には、1心あたり32分岐が可能であり、1つのサブラックにつき最大512ユーザーを収容できるセンター装置を導入。ユーザー宅には地上デジタル/アナログとCATVの放送サービスおよび上下最大100Mbpsのインターネット接続が可能な端末を設置、サービスを提供する。
能生町では、1心多重波方式によるサービスを3月1日より開始する。初期費用はインターネット接続サービスが5,000円、有線テレビサービスが55,000円で、月額の施設使用料は有線テレビ放送分が1,500円、インターネット分が5,000円。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0502/2801.html
(甲斐祐樹)
2005/02/28 16:39
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