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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
東芝、ネットワーク対応テレビ「face LZ-150シリーズ」がDLNAに対応

LZ-150シリーズの37型「37LZ100」
 東芝は、同社の液晶テレビ「face」シリーズのうち、ネットワーク経由で外付けのHDDに録画できる「LZ-150シリーズ」がDLNAに対応すると発表した。アップグレードは6月下旬を予定し、無料で実施される。

 DLNA(Digital Living Network Alliance)は、異なるPCやデジタル家電の相互接続性を確保し、家庭内でネットワークを介したコンテンツ共有を実現するための規格。東芝ではDLNAの標準規格である「Home Networked Device Interoperability Guidelines v1.0」に基づいたファームウェアを設計し、LZ-150シリーズの「37LZ150」「32LZ150」2機種でDLNAをサポートする。同社によれば、デジタルテレビでのDLNA対応は今回が初だという。

 DLNAに対応したLZ-150シリーズでは、同じネットワーク内に存在するDLNA対応機器に保存された動画やコンテンツを再生できる。再生が可能なフォーマットは、動画がMPEG-2のVRフォーマットで、音声はリニアPCM、AC3、MPEG-1(レイヤ2)をサポートする。

 アップグレード方法は、BSデジタルまたは地上デジタルの放送経由とインターネット経由の2通りが用意される。放送経由の場合、BSデジタルは夜に10分、地上デジタルは夜に5分視聴した後でリモコンで電源を切ると、翌日7時頃にアップデータのダウンロードが完了する。インターネット経由の場合は、LZ-150シリーズの設定画面からアップグレード操作を行なう。ダウンロードのスケジュールなど詳細は東芝のWebサイトで告知する予定。

 今回のDLNA対応は、コンテンツを再生するプレーヤー機能のみサポートされるが、東芝 テレビ商品企画部 参事の松本健治氏は「今回のDLNA対応は第1段階。DLNAのサーバー機能はPCやDVDレコーダなど、専用に録画する機能を搭載したハードありきの話で、将来的には対応を考えたい」とコメント。一方、RDシリーズのDLNA対応については「現在は検討段階で、詳しくはまだ言える状況にない」と語るにとどめた。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.toshiba.co.jp/about/press/2005_04/pr_j1801.htm
  東芝
  http://www.toshiba.co.jp/

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(甲斐祐樹)
2005/04/18 15:00
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