Broadband Watch logo
最新ニュース
Skypeを内蔵した無線LAN電話端末「LAN-WSPH01WH」ハードウェアレポート

LAN-WSPH01WH
 ロジテックは、IEEE 802.11g準拠の無線LAN機能を搭載したSkype内蔵無線LAN電話端末「LAN-WSPH01WH」の発売を発表した。製品は9月下旬発売予定だが、試作品をロジテックからお借りできたのでハードウェアレポートをお届けする。製品の使用感などは、弊誌連載「イニシャルB」で紹介予定だ。

 LAN-WSPH01WHは、128×160ドットの1.8型CSTNカラー液晶を搭載したストレート型の電話端末。Skypeを本体に内蔵しているため、PCを起動することなくLAN-WSPH01WH単体でSkypeを利用できる点が特徴だ。

 PC向けSkypeと異なり、ファイル転送やテキストチャット、ビデオチャットといった機能は利用できないものの、通話機能の面ではSkype間での無料通話に加え、一般加入電話などへ発信できる「SkypeOut」、050番号で着信できる「SkypeIn」、ボイスメールを送信するといった有料サービスにも対応。また、コンタクトリストの編集やオンライン状態の変更、Skypeクレジットの確認など、通話面での機能はPCとほぼ同等の機能を備えている。

 ネットワーク面では周囲の無線LANを検知する機能を搭載し、セキュリティ面では64/128bitのWEP、WPA、WPA2をサポート。ただし、バッファローの「AOSS」やNECアクセステクニカの「らくらく無線スタート」のような無線LAN設定支援機能は用意されていない。

 本体サイズは49×18×115(幅×奥行×高さ)で、重量は104g(バッテリー装着時)。電源はリチウムイオン充電池を採用し、連続待受時間は約30時間、連続通話時間は約3時間。付属のACアダプタのほか、PCなどのUSBポートを介した給電にも対応する。ACアダプタ利用時の充電時間は電源オンで約6時間、電源オフで約4時間で、USB充電はその約2倍となる。


LAN-WSPH01WH 背面にはSkype認定ロゴ

左側面に音量ボタン 底面にUSB端子とヘッドフォン端子

同梱品一覧。ACアダプタはUSB型の形状で、USB経由でも給電できる 本体を手に持ったところ

携帯電話「W31SA」との大きさ比較 厚みの比較

ログイン後の起動画面 メニュー画面。Skypeのアイコンが使われている コンタクトリストは日本語表示にも対応

オンライン状態をカスタマイズできる Skype名や電話番号を追加可能。電話番号は有料サービス「SkypeOut」で利用できる SkypeのIDなどをネットワーク経由で検索することも可能

コンタクトリストに発信 通話中は相手の名前や電話番号と通話時間が表示される 着信画面は発信画面とほぼ同じ

050番号対応の有料サービス「SkypeIn」で電話を着信することも可能 履歴には電話番号とSkype名が混在して表示 SkypeOutで発信時は、相手への番号通知が「通知不可能」になる

電源オフボタンを長押しするとクイックメニューを表示。マナーモード設定などはここから行なう 一般設定機能 通話転送も設定可能

周囲の無線LANを検索できる SSIDの手動入力も可能 ネットワークキーは手動入力。WEPに加えてWPA、WPA2にも対応

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.logitec.co.jp/press/2006/0829.html
  製品情報
  http://www.logitec.co.jp/products/wlan/lanwsph01wh.html

関連記事
ロジテック、“日本初”のSkype認定無線LAN電話端末


(甲斐祐樹)
2006/09/15 17:21
Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.