凸版印刷株式会社は、「Bitway」で使われている決済システム「Cross-Bitway」をバージョンアップ、コンテンツの配信能力を約5倍に強化したと発表した。この強化により、ムービーなど大容量コンテンツの配信にも対応できるようになったという。
Bitwayとは、同社が展開するグラビアやムービーなどのリッチコンテンツを有料で配信するコンテンツ流通ビジネスのこと。Cross-Bitwayは、Bitwayで使われているプロバイダ決済を行なうシステムであり、1つのシステムで複数のISPに対応できるという特徴を持つ。
コンテンツ提供業者はBitwayにコンテンツの流通を依頼、Bitwayは契約する複数のISPを通して有料コンテンツの販売を行なう。
Bitwayを使用することでコンテンツ提供業者は複数のコンテンツ販売業者(ISP)への販売手数料などの支払い処理を一括ですますことができ、ユーザーはコンテンツ購入時、プロパイダーのIDとパスワードだけで購入できるようになる。コンテンツ販売業者はBitwayのサービスを使うことでユーザーがコンテンツが購入しやすくなるため、結果として売上げが伸びるという仕組み。
このシステムでは従来、土日や、平日の22時~翌2時にコンテンツの購入が集中するためBitwayのサーバーに負荷がかかるという問題があった。今回のバージョンアップでは、コンテンツ購入時のユーザー認証の負荷を軽減することでこれを回避、約5倍のパフォーマンスを実現した。
□ニュースリリース
http://www.bitway.ne.jp/B_bus/Release/j010716.html
□Bitway
http://www.bitway.ne.jp/
(日下 雅裕)
2001/07/16 20:50
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