株式会社アッカ・ネットワークス(ACCA)は、7月末より上り下りともに最大1.5Mbpsの帯域を持つSDSLサービスのフィールドテストを開始、9月よりISP向けにサービス提供を始めると発表した。
SDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)は、上りと下りが対称型(等速)のDSL。ACCAは、ISDNとの干渉を最小限に抑えることができるG.dmt AnnexH規格を採用した。ADSLと異なり上りも1.5Mbpsと高速なため、Webやメールサーバーなど上り方向でのトラフィックが多い用途でも、デジタル専用線と同様に使用できる。
すでにNTTコミュニケーションズの「スーパーOCN DSLアクセス」やNTT-MEの「XePhion高速IPエクストラネットサービス」での採用が決まっており、デジタル専用線と比較して廉価なサービスとして提供される。
具体的には、スーパーOCN DSLアクセスの場合、月額料金は10万円で固定IPが8個または16個まで割り当てられる。サービスエリアは東京23区、および大阪市とその周辺都市。初期費用は未定だが、NTTコミュニケーションズからユーザーへのサービス提供は9月をメドに開始される予定だ。
□ニュースリリース
http://www.acca.ne.jp/information/release/010719_2/index.html
□スーパーOCN DSLアクセス
http://www.ocn.ne.jp/business/sdsl/
□アッカ・ネットワークス
http://www.acca.ne.jp/
(笠井 康伸)
2001/07/23 16:57
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