株式会社コンピュータウェーブは、アプリケーションソフトのダウンロードサービス「ESD(Electronic Software Distribution、仮称)」を大手ECサイト経由で展開すると発表した。
本サービスは、ブロードバンドが普及することで大容量のファイルがダウンロードできるようになることを見据えて開始するもの。従来パッケージ販売が中心だったアプリケーションソフトをECサイトを経由してダウンロード販売する。
ESDに対応するECサイトとしてsoftmap.com、パソQなどが挙がっており、パソQは7月下旬より本サービスを開始する予定。
アプリケーションはジャストシステムの「ATOK14」、トレンドマイクロの「ウイルスバスター2001」、ソースネクストの「スグレモ3(圧縮ソフト)」など数十社から多数のラインナップを揃える。販売価格はECサイトが決めるものの、パッケージより若干安めに設定される見込みだ。
ダウンロード販売では、CyberSourceのSm@rtCert Technologyを使用する。ユーザーがダウンロード販売でアプリケーションを購入する場合、まずSm@rtCertと呼ばれるツールをダウンロードする。このツール自体は無料。
アプリケーションのダウンロードにはSm@rtCertを使用する。このツールはユーザー認証機能を持っており、これを使って課金処理が行なわれる。なお、ファイルのダウンロード自体は、CyberSourceのサイトから行なわれる形となる。
ダウンロードされるファイルは、CD-ROMのイメージファイルに特殊な圧縮処理を施したもので、Sm@rtCertを使用しなければ内容を参照することはできない。
ダウンロード後は、アプリケーションのファイルがユーザーのHDDに展開される。これは、パッケージのCD-ROMなどをHDDにコピーしたものと同じ構成で、ユーザーはここからセットアップなどを行なう仕組みだ。
ESDサービスの仕組み |
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□ニュースリリース
http://www.computerwave.co.jp/release0003.html
□株式会社コンピュータウェーブ
http://www.computerwave.co.jp/
(笠井 康伸)
2001/07/27 17:43
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