アルカテル(ALCATEL)は、同社の「7300 ASAM(アドバンストサービスアクセスマネージャー)」が、世界のDSLAM(Digital Subscriber Line Access Multiplexer:デジタル加入者線アクセス多重収容装置)市場において、60%以上のシェアを獲得したと発表した。米国通信機器市場の調査会社であるデルオロ・グループ(Dell'Oro)が発表した統計をもとにしたもの。
デルオロ・グループは「2001年第1四半期におけるルータ、アクセスおよび音声についての報告書(“1Q01 Routers, Access &Voice Report”)」を発表している。その中で、アルカテルの「7300 ASAM」は、2001年度第1四半期のDSLAMユニットの世界市場で60%以上のシェアを獲得したとしている。これは第2位の競合会社の10倍以上のシェアにあたるという。
アルカテルの7300 ASAMは、高速インターネットアクセス、VoDSL(DSL上での音声サービス)のサポート、VPNなどを単一プラットフォームから提供することを可能にしている。
ちなみに、デルオロ・グループでは、今後全世界のDSL加入者総数が、2001年第1四半期の820万人から、2002年第1四半期末には150%以上の増加になる2370万人に達すると予想している。
□ニュースリリース
http://www.alcatel.co.jp/aptrix/www/jp/jppubl.nsf/Content/
□日本アルカテル株式会社
http://www.alcatel.co.jp/aptrix/www/jp/jppubl.nsf/Content/Japan+Home
□デルオロ・グループ
http://www.delloro.com/
(遠藤 剛)
2001/08/02 16:44
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