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クロスウェイブ、イーサネット・インターフェイスによる長距離専用線サービス


 株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズ(以下クロスウェイブ)は、8月1日より、「高速バックボーンサービス」にイーサネット・インターフェイスによる新メニュー(10BASE-T、10Mbps)を追加した。長距離をイーサネット・インターフェイスで結ぶ専用線サービスは国内で初めて。

 このサービスは、クロスウェイブの高密度波長分割多重技術(DWDM)を採用した高速光バックボーンと、KVHテレコムが持つ東京・大阪のイーサネットワーク網を相互接続することにより実現。東京―大阪の2点間をエンド・ツー・エンドで、イーサネット・インターフェイスによる専用線サービスとして提供を可能とした。KVHテレコムが足回り回線としてイーサネットワークを顧客ビルまで敷設し、イーサネット終端装置はそれぞれ専用線の両端、顧客のビル内に設置される。イーサネットによる専用線メニューが用意されていないNTTの場合、「専用線の終端は通信規格のIインターフェイスやYインターフェイスとなるのに比べ、10BASE-Tインターフェイスで提供されるため、取り回しが楽というメリットがある。また速度も64kbpsや128kbps、1.5Mbpsを束ねる形ではなく、10Mbpsがきっちり出る」という。

 費用は、初期費用は1万円、月額基本料金は距離によって異なり、最も安価な200kmまでのメニューで60万円。KVMテレコムが提供する足回りとなるイーサネットワーク部分の回線使用料は別途請求されるが、足回り部分を単独で申し込んだ場合にくらべてやや割安な料金設定となる。

 当初は専用線接続の終端は東京と大阪に限られるが、今後順次対象地域を拡大。この秋からは100BASE-TXでの提供も予定している。また、KVHテレコムとの相互接続回線を、クロスウェイブが提供している「広域LANサービス」の足回り回線として使用していくことも検討しているという。

【高速バックボーンサービス新メニュー(10Base-T)料金体系】
初期費用(*) : 1万円
距離 月額基本料金(*)
~200km 60万円
~600km 90万円
600km~ 120万円
(*)別途、両端のKVHテレコムによる足回り回線使用料が必要


□ニュースリリース
http://www.cwc.co.jp/ja/whatsnew/044.html
□株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズ
http://www.cwc.co.jp/
□KVHテレコム
http://www.kvh.co.jp/

水倉 正俊/工藤ひろえ
2001/08/02 12:15

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