株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月31日、米国のIPv6対応IX(Internet eXchange point)である「6TAP Palo Alto」に100Mbpsの回線で接続したと発表した。
今回の発表で、IIJが接続するIPv6対応IXは計5カ所。各100Mbpsで、日本のNSPIXP6、米国の6IIX-NY、NY6IX、PAIX Palo Alto、6TAP Palo Altoに接続している。IIJはIPv6の普及に向けて以前からIPv6サービスを行なっており、今回の接続によってIPv6サービスのバックボーンをさらに強化した形だ。
IPv6は、IPアドレスの枯渇が心配されるIPv4の状況を受けて開発された、次世代のインターネットプロトコル。IPv4のアドレス空間が32bitであるのに対し、IPv6のアドレス空間は128bitと4倍。アドレス空間の拡張だけでなく、セキュリティ機能の追加や、データの優先度に応じたデータ送信などの改良がなされている。IIJでは、IPv6を新しいネットワーク時代を切り開く技術と位置づけ、普及・促進に努めていくとしている。
IIJ IPv6バックボーンネットワーク
□ニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2001/ipv6-6tap.html
□IIJ
http://www.iij.ad.jp/
(日下 雅裕)
2001/08/02 18:50
|