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iBOX-2 |
日本電算機株式会社(JCC)は9月1日よりテレビ画面でインターネットができるセットトップボックス「iBOX-2」を発売する。新たにブロードバンドに対応し、CATV、FTTHなどで利用できるように10BASE-Tインターフェイスを搭載したモデル「iBOX-2BB」を設定、従来機同様RJ-11コネクタを備える「iBOX-2DL」との2モデルが用意される。価格はオープンだが、4万円台で販売される見込み。
iBOX-2は、CPUにインテルCPU互換のナショナルセミコンダクター製Geode 266MHzを採用し、メモリは16MB搭載する(最大32MBまで拡張可能)。従来機に比べて、処理性能が向上、描画性能では4倍の速度改善を果たしたという。OSにはLinuxを採用した。
その他の機能改善点としては、WebブラウザをHTML4.01に対応させ、JavaScript1.3もサポートした。プラグインでは、Macromedia Flash、RealPlayer、PDFファイルなどの利用が可能となった。また、新機能としてマイク入力した音声をそのままメールで送受信できる「音声eメール機能」を実装した。相手先にはWAVEファイルが添付されて送信される仕組み。USBポートも新しく装備されており、今後、プリンタやターミナルアダプタなどの対応機種リストと自社開発のドライバをWebサイトを通じて公開していく予定だ。
画面上の操作は全て付属するリモコンで行ない、ブラウザの前後移動やクリックなどもリモコンで行なう。文字入力時には画面上にソフトウェアキーボードが表示されて入力する仕組み。オプション販売される赤外線ワイヤレスキーボード(1万2500円)も利用できる。
JCCでは学校や病院、企業などに法人営業を行なっていくほか、一部店舗での販売やメーカー直販を通じて個人向けにも販売していく計画で、初年度25万台の販売を目標としている。
□日本電算機株式会社
http://www.jcc.co.jp/
□iBOX-2
http://info.jcc.co.jp/ibox2/
(遠藤 剛)
2001/08/22 16:54
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