エヌ・ティ・ティ エデュケーショナルイニシアティブ株式会社など34社は24日、「教育用コンテンツ流通プラットフォーム形成協議会(EduMart協議会)」を発足させたと発表した。
これは、通信・放送機構が実施している「学校教育現場における映像コンテンツ配信プラットフォームシステム」に参加しているIT・教育関連企業が、教育分野でブロードバンド・コンテンツの制作・流通を促進するための「コンテンツ流通プラットフォーム」の実現に向けて、意見交換、情報の共有、成果の公表などを行なっていくもの。
EduMart協議会では、学校へのブロードバンドインターネットアクセス網の整備により、2001年度中には数千校で映像などのブロードバンド・コンテンツを利用できる環境が整うと見込んでいる。しかし一方で、こうしたネットワーク環境に対応したコンテンツは著しく不足しており、教育利用に向けたブロードバンド・コンテンツの制作の活性化、流通の円滑化が課題になると見ている。そのため、学校の先生のニーズに合ったコンテンツを、すばやく簡単に選択できるような状況を作るために、著作権などの権利処理、課金システム、コンテンツの検索手段の提供などの整備が必要となるという。
今後、教育利用に向けたブロードバンド・コンテンツが円滑に流通するための課題などを検討して、その解決に向けた実証実験などを関係者の協力によって進めていく予定でいる。
□ニュースリリース
http://www.nttei.co.jp/newsrelease/20010824/20010824.html
□通信・放送機構
http://www.shiba.tao.go.jp/
(遠藤 剛)
2001/08/27 16:46
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